2008年 01月 01日
あけましておめでとうございます。
今年もまた、平気で数か月放置するような事態に陥りそうな気配濃厚ですが ごくたまにのぞいていただければうれしく思います。 昨年暮れからちょっとずつ読んでいた「ハーメルンの笛吹き男 伝説とその世界」(阿部謹也著・ちくま文庫)を読み終えた。「ハーメルンの笛吹き男」は、「1284年6月26日にドイツ北部の町、ハーメルンで130人の子供が失踪した」という、実際にあったといわれている出来事が基になって生まれた伝説。130人もの子供がなぜ失踪したのか、その後どうなったのかはわかっていない。物語として有名な、「笛を吹いてネズミを退治」の話は後から付け加えられたものだという。本書は、はるか昔、ドイツの小さな町で起きた出来事が、なぜここまで有名になり、伝説として形を変えていったかということを、当時の社会情勢や人々の生活から探っていったものなのだが、これがもう「中世ヨーロッパ社会史」というお堅い体裁とは思えぬ面白さ。現代ドイツだけでなく、中世ドイツにも入り浸ってしまい、昨年に引き続き、今年も「脳内ドイツ年」になりそうな予感が……
by terrarossa
| 2008-01-01 00:00
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自己紹介
ハンドルネーム:テラロッサ
身分:社会人(農業関係) 関心事:サッカー、虫、植物、地理、 映画、音楽 時々:絵を描く、写真を撮る、旅行する ハンディキャップ:筋金入りの下戸 座右の銘:結果オーライ 将来の目標:空を飛ぶ ライフログ
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