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2009年 11月 26日
2009年もドイツのサッカーを見に行く・その7
◆ヴェルダー・ブレーメンの練習も偶然見学できた
 今回の旅行では、ニーンブルクという町にあるアスパラガス博物館を訪れるという目的もあり、北部方面にも日帰り遠征した。ついでに、ニーンブルクからREで50分ほどのところにあるブレーメンにも足を伸ばしてみた。この町には、ヴェルダー・ブレーメンの本拠地であるウェーザー・シュタディオンがある。
 で、せっかくだからスタジアムを見て、ファンショップに寄ってみようということで行ってみたら、なんと、ちょうど練習が始まるところだった!翌日が試合で、この日の練習は夕方の遅い時刻開始だったのだ。ブレーメン滞在がわずか3時間あまりだったことを考えると、これは非常にラッキーなことだった。
 選手はスタジアム内の建物から出てきて徒歩で練習場へ向かう。道がすら、ファンと選手を隔てる柵などはなく、かなりゆるい状態。ファンもマナーをわきまえているので混乱はない。

a0021929_1542124.jpg練習場へと歩いて移動する途中の選手たち。ファンも一緒に歩いている。子供のサイン要求に応じているのはメルテザッカー選手。
a0021929_154476.jpgギャラリー多数。遠巻きに練習の様子をうかがってみる。フィールドの半分を使って、パスの交換など、軽めの練習をしている。

で、使ってない半分の方を見たら……a0021929_1552224.jpg
 カモメ遊び放題。
 ここ、ウェーザー川沿いだからなあ。


a0021929_156136.jpgブレーメンは戦災に遭わなかったため、歴史的な街並みがそのまま残っていて見応え充分。今度はゆっくり訪れてみたいと思った。
a0021929_1562417.jpgウェルダー・ブレーメン仕様の路面電車。町をあげて応援しているんだぜ、という雰囲気が伝わってくる。
a0021929_1564025.jpg有名な、ブレーメンの音楽隊像。ロバの足に触ると縁起がいいということで、ロバの足だけぴっかぴか。
a0021929_1565712.jpg「ヴェルダー・ブレーメン」の音楽隊も発見。だが動物にこの色遣いは不気味だ。ミドリイロって。

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by terrarossa | 2009-11-26 02:00 | サッカー | Comments(0)
2009年 11月 26日
2009年もドイツのサッカーを見に行く・その6
◆また今年もレバークーゼンの練習見学に行ってみた
 はるばるドイツまで来たからには……ということで、今年もプロチームの練習場に行ってきた。昨年は、勝手もわからず、ひとりふらふらとさまようだけの心もとない練習見学だったが、今回は職場の同僚が旅のパートナーだった上、レバークーゼンの練習見学や試合観戦では、ドイツサッカーファンの先輩であるOさん、Nさんと現地でご一緒させて頂いた。ドイツ語が流ちょうなお二人の、選手のみなさんとの楽しいやりとりに立ち会い、ミーハーな話題で大いに盛り上がり、今までになく濃密で楽しいひとときをすごすことができた。今ここであらためて感謝の言葉を。本当にありがとうございました。

 バイエルン・ミュンヘンの練習見学については以前の記事で紹介したとおり、いつなんどきも大勢のファンが押し寄せているようだ。それでも選手たちはサインに応じるなどファンサービスはちゃんとこなすという。ファンへのきちんとした対応もプロフェッショナルとしての義務である、というのがドイツにおけるスタンスということなのだろう。

 レバークーゼンは、他のクラブと比べて見学者は少ない方……だろうな。今年もやはり、平日午前中のギャラリーは年配の男性方数人のみの渋い客層。試合の前日はそこそこ混み合っていたが、とてもブンデスリーガ上位にいるチーム(現在は首位!)とは思えぬのどかな雰囲気。ドイツでは企業色が前面に出ているようなクラブはあまり人気がないのだと聞いたが、この状況を見ていると、やっぱりそうなんだろうなあ、と思わざるを得ない。
 ということで、時間にも空間にも余裕があるためか、選手の方々のファンサービスは神レベル。数回足を運んだら、個体認識してくれたらしく、向こうから笑顔で挨拶してくれる選手も。サインや写真のみならず、中には選手とじっくり話し込んでいるファンもいた。度が過ぎればもちろん迷惑な話だが、会話能力さえあれば、個人的にコミュニケーションを図ることも可能なようだ。そう語学力があればね……(遠い目)

 さて、昨年ツーショットを断ってがっかりさせてしまった(らしい)マヌエル・フリードリッヒ選手。同行のみなさんに「ファンならここは一緒に撮らなきゃダメだー」と後押しされ、当のマヌエルさんも笑顔でウェルカム状態。写真を撮られるのは苦手なので気が進まなかったが、ここまで物理的にも背中を押されたら断わる訳にはいかない。で、緊張しながら隣に並ぶと、彼は、こちらの身長に合わせてめいっぱい屈んで一緒に写ってくれたのだった。そこまで気を遣ってくれるとはさすがプロ、と感心していたら、「普通は子供でもない限り、相手の身長に合わせて屈んでくれるようなことまではしないのに」とOさんが不思議がっている。うーむ、以前確かに、自分の頭のてっぺんと、相手の顎だけがぎりぎりフレームに収まっている略図を添えて「もし一緒に写真を撮っても、身長差がすごすぎて同じ構図には収まらないでせう」という言い訳がましい手紙を書いて送ったりはした。まさかとは思うが、あの手紙のことを覚えていてくれたのか、それとも単に、あまりにも背が低かったため子供と同等と見なしてああしたのか(多分そうだよハハ……)、ともかく、相変わらずうっすら英語しかできない正体不明の日本人にも、昨年同様笑顔で温かく接してくれた、その素晴らしい応対ぶりにあらためて感動。やっぱりこの人はプロの鑑だ。

レバークーゼン、練習のもよう。
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 当たり前だが、試合中の緊張した雰囲気とは全く違う。選手のリラックスした表情が見られるのも、練習見学の醍醐味だと思う。

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by terrarossa | 2009-11-26 01:48 | サッカー | Comments(0)
2009年 11月 21日
2009年もドイツのサッカーを見に行く・その5
◆9月26日(土)ブンデスリーガ第7節 1.FCケルン対レバークーゼン
 いよいよ試合である。
 今度は昼の明るい時間帯にラインエネルギーシュタディオンへと向かう。この日も、ドイツの9月下旬にあるまじき異常な暑さであった。

a0021929_3473737.jpg 機動隊VSアウェーのレバークーゼンサポ。ま、これくらいはあるだろうと思ってはいたよ……
 ただし、やばそうな雰囲気はごく薄い。子供や女性、年配のファンも多数来場するブンデスリーガの観客動員数は、欧州一だそうだ。
 そしてこの日、スタジアム内で販売されていた飲料は、ソフトドリンク各種とノンアルコールビールのみ。エキサイトしがちなダービーマッチゆえの措置だろう。同スタジアムで行われた先日のカップ戦では、皆、冷えたビールを美味そうにあおってたのになあ。下戸にとってはどうでもいい話だが、酒飲みさんは辛いことだろう。ノンアルコールビール、まずそうだし。

a0021929_3485198.jpg 試合前、大観衆がマフラーを掲げてクラブの応援歌を熱唱。
a0021929_3492244.jpg そのときのアウェー席。中指立てて応戦。シャイセなんとかって叫んでいるよ……

 それぞれのファンが熱く盛り上がる中、いよいよ試合開始。
 リーグ下位低迷のケルンに対し、レバ-クーゼンのほうは今のところ好調だから、それなりに力の差が見えるゲームになるのかと思っていたがそうでもなく、互いに決め手を欠く試合運びとなった。ケルンの攻撃陣、ポドルスキはボールを持ったらなにかやらかしそうでちょっとコワイ感じもしたが、カップ戦で大活躍だったイシアクともども、この日はいまいちぱっとせず。で、またしてもヒーピア、フリードリッヒ、カストロと、レバークーゼンの守備陣が冴えまくり。特に今シーズン、リバプールから新加入したベテランCB、サミ・ヒーピアは、ここでも神。地味な守備のプレーにもかかわらず、素人から見てもスゲーと思わせるディフェンスって一体どんだけなんだ。昨年、欠場されてしまったため試合では見ることができず、1年越しでやっとプレーを見ることがかなったマヌエル・フリードリッヒも、接触プレーで流血しながら大健闘(ファンのひいき目か?)。や、今シーズンは新たなパートナー、ヒーピアの素晴らしいプレーに連動するかのように調子を上げている、と思う。ファンとしては喜ばしい限りだ。
 ケルン側のディフェンスも良く、先週見たブレーメン戦に続き、この試合もなんだか守備戦のような展開に。なかなか点が入らず、じりじりと時間だけが過ぎてゆく……
 そんな中、(昨年見たハノーファー戦でも思ったが)ロルフェスの動きはやはり別格。前節のブレーメン戦ではあまり目立たなかったものの、この試合では、中盤での華麗なボールさばきがたいへんステキだった。しかし前節に続き、攻撃陣がいまひとつだったため、彼の仕事はなかなか報われず。そして終盤82分、ようやくゴールを決めたのはそのロルフェスだった。残り時間はあと10分弱。0-1だからまだまだ油断はできないな、と思っていたのに、ケルンサポときたらぞろぞろ帰りはじめるではないか。そりゃあさっきマニシェが赤紙一発退場して一人少ない状態になってるけど、いくらなんでも諦めるのはまだ早すぎるんじゃ……
 
 結局そのまま試合は終了し、ケルンホームでのラインダービーを制したのはアウェーのレバークーゼン。スタジアムの大半を占めるケルンサポが足早に引き上げていく。こんな時は特に、アウェーサポは目立ってはいけない。で、「たまたまドイツのサッカーを見ることになっちゃった外国人観光客」っぽく、そそくさとスタジアムを後にする。もちろんレバークーゼンのグッズなどはあえて身につけてはいない(ラインダービーを偶然見ることになったとかいう日本人観光客なんているのかよ、というツッコミはこのさいスルー)。

a0021929_350277.jpg アウェー席前で勝利を喜ぶレバークーゼンの選手たち。左からマヌエル・フリードリッヒ、ゴンザロ・カストロ、ダニエル・シュワーブ、トニ・クロース。

 試合帰りのトラムの車内はこの上なく暗く重苦しく、傷心のケルンサポであふれかえっていた。ラジカセからはせめて音楽だけでもアゲアゲにと思った輩がいたのか、やたら明るいケルンの応援歌が大音量で流れていた。が、かえってそれが、敗戦のショックをいっそう煽るような効果をほどよく演出。時々思い出したように、脳天気なメロディーに合わせて、うつむいたままぼそぼそと応援歌を口ずさむ若人たちに漂う悲壮感たるや……いや世界がこれで終わるわけではないしさ……って、そうか、君たちにとってラインダービーはそれほど特別な試合なのだな。
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by terrarossa | 2009-11-21 04:03 | サッカー | Comments(0)
2009年 11月 21日
2009年もドイツのサッカーを見に行く・その4
 ロベルト・エンケの死という衝撃はあまりに暴力的すぎて、何も言葉が出てこない。ともあれ、すべて終わってしまった今はただ、自分の中に、その事実を静かに収納しておく場所をつくるだけだ……

◆9月26日(土)ブンデスリーガ第7節 1.FCケルン対レバークーゼン……の前に。
 今回の日程最後の観戦は、通称「ラインダービー」と呼ばれる、隣接する地区のクラブ同士による試合となった。
 平日のカップ戦でも大盛り上がりだったケルンサポ、ダービーマッチともなれば一体街はどうなるんだろうか。
 果たしてそのケルン市内、道ゆく人々の服装や持ち物を見ていると、試合前日には既にチームカラーである赤白の2色が目につきはじめ、夜になるとビール片手に応援歌を歌い出す輩もそこかしこで目撃されるようになる。なお、滞在していたアパートは繁華街のど真ん中だったので、試合前日は夜明けまで歓声やら歌声やらが階下からどんがらどんがら鳴り響いていた。金曜の夜なのだから、全てがケルンサポではないんだろうが、熱い、熱すぎる。……で、たのむから早く寝て下さいケルンサポの皆さん。
 
a0021929_1541423.jpg これぞまさしく全身ケルン。ケルン市内の服地屋のショーウィンドウにて。山羊マークのケルンエンブレムのプリント生地でつくられた衣装の数々。だが、何か方向性が間違っているように思えるのは気のせいだろうか……

a0021929_1545119.jpg ケルンのファングッズ、山羊マグカップ。大手スーパーのREWEで、ファンでもないのに衝動買い(REWEはケルンの胸スポンサー)。
 そんなケルンのマスコットは本物のヤギ、ヘンネス君。

a0021929_158476.jpg 試合時にはいつもピッチサイドにいるようだが、あの大観衆と騒音がものすごいストレスになっているのではと思うと、なんだか気の毒な……

 ごく一般的なサポーターの応援グッズとして欠かせないのは、贔屓チームのマフラーだ。欧州リーグは厳寒期にも試合が行われるので、マフラーは防寒対策としても必須のアイテムである。ゆえにデザインは多彩で、小さなクラブでもたいていマフラーだけは何種類ものパターンが販売されている。 
 とりわけ気合いの入ったファンともなると、マフラーを腰ミノよろしくぶら下げるスタイルを採用するらしい。

a0021929_1591428.jpg ウエストサイズがでかいほど、ぶら下げるマフラーの本数を増やすことができるのだな。
 このほか、クラブのフラッグをマント状に羽織る、スカート状に腰に巻き付ける等のオプションもあるようだ。

a0021929_1593827.jpg こちらはフラッグを腰に巻いたブレーメンサポ。腕にはマフラー。
 クラブのワッペンやバッジがびっしりつけられたデニム地のベストを着用している年配のファンもいる(なぜかそういう若者はいない)。
 日本のJリーグでは、冬は試合を行わないため、防寒を目的とするマフラーというのはそれほど必要ではない。むしろ、暑い時期にも使えるものをということで、観戦グッズとしてはタオルマフラーというものが一般的である。形だけは欧州っぽく、でも機能的にはJリーグの開催シーズンに合わせて使い勝手の良いタオル地、というところが極めて日本的な発想だと思う。

a0021929_204375.jpg 名古屋グランパスのタオルマフラー。ロゴやエンブレムがあまり目立たないタイプのもの。欧州リーグのマフラーのように、Jリーグはタオルマフラーのデザインが多彩。

 しかし欧州でもシーズン当初は夏なので、マフラーを首に巻くには暑すぎる。そのせいかどうかわからないが、人々は長いマフラーを手首にでろんと縛って、腕を振り振りスタジアムへの道を闊歩していたのだった(オーバーハウゼンのマスコットも手首にマフラーを縛って振り回していたな……)。
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by terrarossa | 2009-11-21 02:27 | サッカー | Comments(0)
2009年 11月 14日
Requiescat in Pace
 ブンデスリーガ初観戦は昨年の9月、BayArenaでのレバークーゼン対ハノーファー96の試合だった。最前列の席だったので、ハノーファーのゴールキーパーの姿はとても近くに見えた。ディフェンスは何をしているのだと言いたくなるほどぼっこぼこに蹴り入れられるシュートを必死に防いでいたのが、ロベルト・エンケだった。あの頃はますますドイツサッカーにおぼれていった時期で、手当たり次第関連雑誌や書籍を読み、夜な夜なネットの海を彷徨っていたので、様々な困難を経たのちに代表に選ばれた彼のことは知っていた。プロフェッショナルとして素晴らしい選手だと評価されていることも。
 この9月、3回目のドイツ旅行ではケルンに滞在し、ニーンブルクとブレーメンも訪れた。往路はハノーファーでREに乗り換えて、まずニーンブルクへ向かった。途中、"Neustadt"という駅に停車したことも覚えている。森と畑と、家々が点在する郊外の風景も覚えている。
 あれから2ヶ月後、まさにあの時乗った路線の、あの風景が見えるどこかの線路上で、彼は亡くなったんだ……
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by terrarossa | 2009-11-14 23:45 | サッカー | Comments(0)