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2009年 10月 24日
2009年もドイツのサッカーを見に行く・その3
◆9月23日(水)DFBポカール2回戦 1.FCケルン対ウォルフスブルク
 ミュンヘンで試合観戦した翌日ケルンへ戻り、その夜に行われたケルン対ウォルフスブルク戦を観戦。ケルンのファンは熱かった。乗車したトラム車内は赤白のユニフォームやマフラーを身につけたケルンサポで埋め尽くされ、ビール瓶のみ手にした輩が天井をバンバン叩きまくり、床をダンダン踏みならしながら大声でチャントをコール。レッツハイテンション。いいあんばいにできあがっております。
 面白かったのは、混み合っているとはいえ、ヨッパライどもが天井や床を叩く程度には隙間があるのに、途中駅でトラムを待っていた人(やはりケルンサポ)たちが無理に乗ってこようとしなかったこと。日本の首都圏のラッシュアワーだと、駅係員が助走をつけて突進しながら乗客を押し込むレベルの乗車率になって初めて、よっしゃ入った詰まったぞと実感するのだが、そんなのはワールドスタンダードな感覚ではないってことなのだな。
 彼らが手にするビール瓶は当然スタジアム内持ち込み禁止。てことで、駅へ降り立つとともに、瓶の中身を空にする行動が取られるのだった。あっちでもこっちでもラッパ飲みの一気飲みである。入場前にほどよくできあがってから、さらに場内にて、デポジット1ユーロのプラスチックジョッキでガバガバいくのである。なんだかすごくドイツだ。
 駅には瓶回収等で生計を立てているとおぼしきおっさんたちが待ちかまえていて、空になった瓶はそこらへんにうち捨てられることもなく、きっちり回収される。回収側としては、これほど効率よく無駄のないロケーションはほかにないだろう。うまいとこに目えつけたよな。

a0021929_624319.jpg ラインエネルギーシュタディオン(RheinEnergieStadion)。収容人数は50,374人(立見ありの場合)。

 対戦相手が昨シーズン王者のウォルフスブルクとはいえ、平日夜開催のカップ戦のためか、会場は6~7割の入り。それでもゴール裏はただならぬ熱気に満ちあふれ、難聴になりそうなほどの大歓声が最初から最後までスタジアム中に鳴り響いていた。

a0021929_633215.jpgゴール裏の混沌。
 この時点でのケルンはリーグ下位に沈み、今にもドボンかという非常に危うい順位だったが、直近の試合で今シーズン初の勝利を手にしてイケイケムード。対してウォルフスブルクのほうはなんとなくぴりっとしない感じだった。ということで、試合は点を入れてまた入れられてという泥臭い競り合いで、非常に面白い展開になった。もっとも、どちらかのチームのファンだったら、たいへん心臓に悪いゲームだったかもしれない。結局、ホームのケルンがねばって3-2で競り勝ち、接戦をものにした結果に、スタジアム中が熱狂。いい試合を見せていただいた。

 ところでこの試合では、長谷部が先発出場した。ドイツに渡ってからだいぶごつくなったようだが、もっとごつい人たちばかりの中では、それでも小柄で華奢に見えた。が、素人目にもたいへんよく働いている印象で、よく動きよく削り、よくボールを奪っていた。そんなだから相手にとってはよっぽど嫌な存在だったとみえて、彼がボールを持つと、スタンド中から物凄いブーイング。後半途中で交代するときもブーイング。それだけ敵にとっては脅威だと認められてるってことだから、これは喜ばしいことなんだろう。

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左から6番目にいるのが長谷部。
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by terrarossa | 2009-10-24 06:17 | サッカー | Comments(0)
2009年 10月 11日
2009年もドイツのサッカーを見に行く・その2
◆9月22日(火)DFBポカール2回戦 バイエルン・ミュンヘン対ロット・ヴァイス・オーバーハウゼン
 ドイツ滞在中はケルンを拠点にしていたが、一日だけミュンヘンへ遠征した。リーグ戦ではまず確保不可能と思われる、メインスタンド4列目の席をネット一般発売分で購入でき、驚きの近さで観戦。前半は、相手が2部だからって舐めてかかってんのかバイエルンは、というようなゆるい展開でオイオイな感じだったが、終わってみれば5-0とビッグクラブの貫禄勝ち。たくさんゴールが見られて楽しかった。ルシオはインテルへ移籍し、デミケリスは怪我離脱中と、ディフェンスの層に不安を抱える中、この日もファン・ブイテンが攻守にわたって大活躍。センターバックがドッペルってすごいな。そして、期待の超新星と騒がれているトーマス・ミュラーは途中出場した直後にいきなりゴールを決めた。ノってる選手はやっぱり違う。
 オーバーハウゼンも頑張っていた。6、7、8番の選手が勢いがあって良かった。若手らしいので、これからに期待したい。スタジアム最上階のコーナーにちんまり陣取ったサポーターの応援もすごかった。数十人ほどしかいないのに、チャントがスタジアム中に響いていた。そしてマスコットがピッチサイドでやりたい放題。そのKYな存在感はまさにドイツのドアラ。口開きっぱなしのもっさい犬だったけど。バイエルンのマスコット・ベルニィを完全に食ってた気がする……てか、ベルニィが大人の対応をしていただけとも言えるが。

a0021929_2348533.jpg 写真を撮り損ねたのでオーバーハウゼン公式サイトより拝借。コイツがピッチサイドで暑苦しい応援活動を繰り広げていた。
a0021929_23483066.jpgところで、その公式サイトにあったこれは一体なんですか。


 得点時の、スタジアムDJと観客の掛け合いが楽しかった。

 DJ:ダニエ~ル ←得点した選手のファーストネーム
 観客:ファン・ブイテーン!! ←得点した選手の姓
 DJ:バイエルン!
 観客:3!←バイエルンの得点
 DJ:オーバーハウゼン!
 観客:0!←アウェーチームの得点
 DJ:ダンケー!
 観客:ビッテー!

 という感じで、これは昨年観戦したレバークーゼンのホームゲームでも同じようなやりとりだった。これを今年もBayArenaでやりたかったなあ……

a0021929_2351349.jpg 赤く輝くAllianz Arena


 試合翌日、バイエルン・ミュンヘンの練習場をちょとだけ見学。平日の午前中なのにおそろしい数のファンが待ち構えていてびびった。これが休日なら近寄れもしないだろう。警備もそれなり。さすがビッグクラブ。
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 キャプテン・ファンボメル不在のうちは、ラームがチームを先導しているんだなというようなランニングの様子。ファンボメルは怪我からの復帰に向けて、別なグラウンド内でひとり、黙々とランニングをしていた。

 控え組や若手は通常の練習。
a0021929_23522430.jpg 走り出すゲルリッツ(手前)とバウムヨハン(奥)。怪我離脱中だったデミケリス(左端)が練習復帰していた。

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by terrarossa | 2009-10-11 00:03 | サッカー | Comments(2)
2009年 10月 10日
2009年もドイツのサッカーを見に行く・その1
 サッカー。

 もう首までどっぷりなんである。
 ヨーロッパはたいへん遠いので、昨シーズンあたりからJリーグ観戦にも行くようになった。残念ながら現在居住する県にJリーグのチームはないので、日本国内とはいえ、観戦のためには相応の時間と費用と労力がかかることに変わりはないけれど。

 そして今年も、欧州サッカー見たさにドイツへ行ってしまった。
 今回は11日間の日程で4試合観戦したが、どれもハズレ無しの楽しい試合だった。
 見た試合をひとくくりにして評するなど暴挙の極みであることは重々承知で一言言うなら「でかい、ごつい、はやい、うまい!」

 ということで、ミーハーな素人の雑感がしばらく続きます。ご了承下さい。


◆9月20日(日) ブンデスリーガ第6節 レバークーゼン対ブレーメン
リニューアルしたBayArenaでの今シーズン初観戦。

a0021929_23265428.jpg レバークーゼンのキャプテン・ロルフェス(左)と現在好調のFW・キースリンク(右)。どちらもキラキラ頭の、見た目紛らわしい二人は「バイヤーサニーボーイズ」と称されているとか。試合前の練習にて。

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 あいさつのしかたいろいろ。
 
 レバークーゼンとブレーメン、どちらも攻撃的なチームなので、この対戦カードはとても楽しみだった。そして期待どおり、試合は短いパスがさくさく回り、攻守の切り替えが目まぐるしい、ワクワクドキドキの展開となった。が、メルテザッカーやナウド、ヒーピアら、両チームのディフェンス陣が冴えていた。GK対決も見応えがあり、アドラーもきっちり働いていたが、ヴィーゼが神セーブ連発と乗りに乗っていた。それに対し、攻撃陣は決めきれずということで、スコアレスドローという結果に。見ている方としては点が入ってほしかったので、それがちょっと残念。
 フリンクスの老獪なプレーとマルコ・マリンの超絶テクニックは、シロートにもたいへんわかりやすいものすごさだった。印象的だったのは、今シーズンTSV1860ミュンヘンからレバークーゼンに移籍してきた新人君、ラース・ベンダーのスピード。まさか拾えないだろうというような球足の速いボールにきっちり追いついてしまう。この試合はバックスタンドの最前列で見ていたので、そんなプレーを目の前で何回も見せられた日には口あんぐりで「すっげー」という言葉しか出てこない。ただし、追いついた後の正確な処理がいまいち。彼はこの試合がブンデスリーガ(1部)のデビュー戦だし……まだ細くて薄くて頼りなげな感じだが、あと何年かする内にどんどんごっつくなっていくんだろう。これからじっくり経験積んで技を磨いていって欲しいなあ。

a0021929_23275158.jpg夜のBayArena。

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by terrarossa | 2009-10-10 23:37 | サッカー | Comments(0)