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2009年 04月 19日
夜の桜(しか撮れなかった)
 いつもより若干早かった桜の開花。散るのもあっという間だった。で、写真が撮れたのは結局夜だけとなった。

a0021929_495235.jpgライトアップされてる橋と桜を遠くから。

a0021929_4113390.jpgこの夜は風もなく、ノンストロボでぶれずに撮れた。

 オリンパスμ-30を使い始めて6年目。そろそろ新しいデジカメが欲しい……
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by terrarossa | 2009-04-19 04:16 | いきもの | Comments(0)
2009年 04月 19日
ちいさいおともだちはじっくり育つ
 そいつとの邂逅は5月中旬だった。

 とあるアスパラガス畑で見事に保護色のイモムシを捕獲。てか、最初は虫がついていることに気づかず、危うく握りしめるところだった。なかなか美しい色合いだったし、なんというか、気持ちいいくらいアスパラをぼりぼり食っていたので、そのまま持ち帰り、職場の自分の机の上で飼ってみることにした。だいたいこの手のガは、早いとひと月あまりで一世代経過する。捕獲した時点でかなり大きかったので、わりとすぐ蛹になって、あっという間に成虫になるだろうと思っていた。

 ということで、シャーレ内で飼い始めた謎のガの幼虫、そりゃねえだろうというくらい尋常ならざる食欲で、まさに鬼気迫る食いっぷり。数日後に脱皮すると、更に模様が派手になるとともにおそろしく巨大化し、いただいてきたくずアスパラを次々と投入するも、あっという間に完食。最初は多少余裕のあったシャーレだが、すっかりメタボ体型になってしまったイモムシ君は、今や膨らんだ体がガラス面にくっついて、もぞもぞ動くたびに重いフタがかちゃかちゃ音を立てるようになってしまった。放置すれば容器ごとひっくり返されて脱走という事態に陥ることだろう。虫嫌いの同僚もいるので、これではまずい。

 しかしそれから間もなく、嘘のようにぱったり餌を食べなくなり、落ち着きなく動き回るようになった。多くのガは、蛹になる直前にこのような行動が見られる。そこで、カップ味噌汁の空容器に、細かくちぎったトイレットペーパーを入れ、その中へ移しかえた。土中で蛹化する種類なのだとしたら、敷き詰めたトイレットペーパーを適当に綴り合わせて蛹になるはずだ。

 ところが、それから何日経っても蛹になる様子は全くない。かといって餌を食べることもない。ぱっつんぱっつんに膨らんでいた体はどんどんしぼんでちぢんで、全盛期(?)の半分近くまでサイズが落ちてしまった。動きはすっかりにぶくなったが、容器を動かすともぞもぞ動く。たしかに生きている。しわしわ状態ながらもとりあえず生きているようだからと、乾燥しないよう時々水を与えながら飼育を継続、そしていつの間にか三ヶ月が経過。暑い夏が過ぎ、秋になっていた。蛹化せずに三ヶ月経過ってどうすりゃいいんだ?今後の処遇を如何にすべきか……と思い始めていたある日のこと、そいつは突然蛹になったのだった。
 
 もう寒くなる時期だし、このまま越冬するのかもしれないと覚悟を決めて、さらにカップ味噌汁の容器内を机上に置くこと二か月。いいかげん寒くなって、コート無しでは耐えられなくなった11月上旬、なんとそいつは羽化して成虫になったのだった。なにもこんな寒くなる時期にガにならなくたって……とつい思ってしまうような生態のそいつは、アヤモクメキリガという名前のガだった。成虫で冬を過ごすガは、フユシャクなど一部の種類を除いてほとんどいない。ついでに前蛹(=ぜんよう:蛹になる前に幼虫のままじっとしている状態)で三ヶ月も夏眠するガというのも珍しい。なんとも派手派手しい色合いの幼虫だが、それほど多く見られるわけでもなく、さらに成虫は他の夜行性のガのように燈火に集まることはほとんどないので、狙って捕獲することは難しいそうだ。

a0021929_2515179.jpg別ショットはこちら。見事な保護色。

a0021929_2521437.jpg脱皮後、さらに食欲増進し、はちきれんばかりに膨らんだ幼虫。ちょっかいを出すと頭を内側にくるんと丸める。シロシャチホコフクラスズメとは動きの方向が全く逆。反り返られると威嚇されてる感じがするが、内巻きだと「いやん」のポーズに見える。ちょっとカワイイ……かも。体長約5センチほど。この後、嘘のようにしぼんでしまうが……

a0021929_2523417.jpg9月上旬、突然蛹化。

a0021929_2525045.jpg11月上旬、突然羽化。幼虫時代からは想像もつかないような地味ーなお姿。だが、すっかり葉の落ちた季節に活動するのだから、これが身を隠すために丁度良い色合いなのだろう。
 この後、野外へ持って行き、さようならする。

 ガの飼育が半年間にも及ぶうちに、同僚のうちの何人かは「ちいさいおともだちはまだ生きてるの?」と時々たずねてくるようになった。あれから元気で寿命を全うしたかなあ……
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by terrarossa | 2009-04-19 03:02 | いきもの | Comments(5)