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2005年 11月 23日
高級な柿
a0021929_251816.jpg どうやら今年は柿の当たり年らしい。
 そこかしこで、枝が折れそうになるくらい実をつけた柿の木を目にする。寒冷地という場所柄、ほとんどが渋柿だ。
 渋柿を食べるには、干し柿にするか、渋抜きをするかしなくてはならない。干し柿は、皮をむいて、直射日光の当たらない、風通しの良いところに吊しておくとできる。最近は柿が収穫できる頃はまだ気温が高くて、「干し柿」にならない内にカビが生えて駄目になってしまうこともある。場合によっては、採った柿を冷蔵庫などで保存して、気温が下がるまで待つという手段をとらなくてはいけない。
 もうひとつの方法が「渋抜き」。炭酸ガスを使う方法と、アルコールを使う方法がある。業務筋では、炭酸ガスとエタノールを併用して渋抜きをする方法がとられているが、家庭用など少量ならば、焼酎を使ったアルコール脱渋がやりやすい。へたの部分を焼酎にひたし、焼酎をしみ込ませたティッシュとともにポリ袋に密閉して室温に置いておくと、だいたい一週間程度で渋抜きできる。
 ところでこのアルコールによる渋抜き、アルコール度数の高い酒ならなんでもOKなようである。ずいぶん以前のことになるが、当時勤務していた職場の上司が、ある日にこにこしながら柿を一個持ってきた。見た目は普通の柿だったが、とてつもなく良い香りがする。かじった途端、なんともいえないかぐわしさが口いっぱいに広がっていく。美味い!
「これはすごく高級な柿なんだよー」と彼。な、なにか特別な品種とか特別な栽培法をもちいた柿なのか?
「渋抜きに焼酎じゃなくて、これ使ってみたんだ」ということで、どん、と机の上に置かれたのは、なんとサントリーの「V.S.O.P」。ブランデーを渋抜きに使っていたのだ。どうりで香りが良かった訳である。確かにコストはべらぼうに高いが、数個単位だったら、やってみる価値は大いにあると思う。どうせならウォッカとかテキーラとか、いろんな酒で渋抜きして味比べしてみるのも面白いかもしれない。
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by terrarossa | 2005-11-23 02:13 | 見聞録