カテゴリ:正しい道路の渡り方( 7 )
2010年 08月 22日
正しい道路の渡り方 ロシア極東ふたたび・その3
 ロシアから日本への帰国便はハバロフスク発→新潟着なので、寝台列車「オケアン号」で、ウラジオストクからハバロフスクへ移動した。

 シベリア鉄道の終着点、ウラジオストク駅は港に隣接した大きな駅。
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a0021929_1638782.jpg クラシックな駅舎は内部も美しく改修されており、おおこれは、と期待していたのだが……
a0021929_16384563.jpg トイレは有料の上、便座無し・紙無し、という伝統的なロシアンスタイルをしっかり踏襲していたのだった。くっ。
a0021929_16392870.jpg ようやくあたりが薄暗くなってきた夜8時過ぎ、オケアン号に乗車。新しくてきれいな列車だった。
2等車は1室4名のコンパートメント。ここで偶然、日本人旅行者の方と同室になり、以降、帰国まで行動を共にしていただいた。

a0021929_16395988.jpgハバロフスク郊外の夜明け。白樺の林が美しい、シベリアーンな湿地が続く。ここから大量の蚊が発生するのだろうなあ。

 ハバロフスク駅前は、6年前とは全く様子が変わっていた。そういえば以前来たとき、がんがん工事していたっけな……
 こぎれいに整備された駅前に、クワス売りのタンクは見当たらなかった。ロシアも最近は、昔ながらのクワス売りが少なくなったという記事をどっかで読んだのだが、朝早かったし、夏ではなかったからいなかった、というだけかもしれない。

 ハバロフスク滞在はわずか1日。ということで、朝早くから夕方遅くまで、昼食も摂らずにひたすら街を歩き倒した。
 だがしかし、道のりは平坦ではなかった。物理的に。

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 階段。
a0021929_16412683.jpg 階段(としてどうなのか、ツッコミを入れたくなる階段だが)。
 地図上では、直線的な道が碁盤の目状に走っているので、平坦な土地だと勘違いしそうになるが、実はきわめて立体的な地形なのだ。
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 遠くが見渡せるほど、途方に暮れる。あの先まで行かねばならぬのかと……
 ウラジオストクも坂だらけで歩くのが大変だったが、ハバロフスクはウラジオストクと比べると、間合いがゆったりした地方都市なだけに、余計先が遠く感じられる。足腰を存分に鍛えたい方はハバロフスクがおすすめ(本気)!

a0021929_16423229.jpg 木造建築を結構見かける。
a0021929_16425428.jpg あっちこっちで目立ちまくり、カササギの巣。

 ハバロフスクもやはり日本の中古車が圧倒的に多い。
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 全身どろまみれ。これぞRV車冥利に尽きる使われ方。
a0021929_16434759.jpg セルゲイさんの車……らしい。ロシアでも、日本語はオシャレでクールなものと認識されているのか?
 すると、オケアン号で同じ車室となり、一緒に町歩きしてくださったHさんが、「ウラジオストクではこんな車がありましたよ」と。
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 …………。
 うん、ワルのテイストとか強そうなイメージを求めたかったんだよなきっと。気持ちはわかるが残念だ。なんでかすごく残念だ。
 Hさん、笑えるネタ画像提供ありがとうございました。

 5月6日に軍の式典があるらしく、ハバロフスクでは予行演習をやっていた。
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 レーニン広場。小学校の鼓笛隊パレードよろしく、後ろの列がグダグダしていた。いいのかロシア軍。

a0021929_16453630.jpg 「あー終わった終わった」「はやく昼飯食いてー」
 ……と言ってたかどうかは定かでないが、練習が終わるやいなや、隊列崩してくつろぎはじめた若人たち。おうち兵舎に着くまでが練習じゃないのか。

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by terrarossa | 2010-08-22 17:13 | 正しい道路の渡り方 | Comments(0)
2010年 08月 22日
正しい道路の渡り方 ロシア極東ふたたび・その2
 さて、ウラジオストクでは無計画に5日間もいたため時間をもてあまし、テキトーに乗車した路線バスで終点まで行って帰ってくるという意味不明の行動を何度も繰り返してしまった。おかげでウラジオストクが大きな都市だということがよーくわかった。そして、郊外はまだまだ発展途上だということも確認できた。

a0021929_6441630.jpg 中央広場の地下道。きれいだったが、ちょっと暗かった。店開きしているのは手相占い、ではなく合鍵屋。

 郊外はひたすら大きな住宅団地ばかりだった。
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 社会主義時代に建てられたとおぼしき、年季の入った高層住宅群。

a0021929_6455630.jpg イイカゲンな舗装の路面に水たまり。
a0021929_6465298.jpg こういう道路も、そのうちきれいに整備されるんだろうか。
a0021929_6472045.jpg 鉄塔にはガラス製の碍子。日本の碍子は陶製だけど、ロシアではガラスの方をよく目にする。
a0021929_6474653.jpg いきなりこんなのが通りを塞いでいるあたりがロシア?でも、どこぞのカップルがピースサインしながら装甲車をバックに記念撮影などしていて、警備員も警備してない。なんかとてつもなくゆるいがいいのか。

 ウラジオストクは軍港の町。あちこちで、軍人さんたちがぞろぞろ歩いているのだった。
 休暇の外出もグループ行動のようだ。5~6人一組の小隊で、よく見ると、ひとりだけ服装の違う人がいることが多かった。たぶんそれがリーダーなんだろう。
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 地元のおじさんと何やら楽しげにおしゃべりしていた集団。いかめしい軍帽が一見かっこよさげだが、よく見ると、みんな服に着られている感じの若いのばかりだー。

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by terrarossa | 2010-08-22 06:59 | 正しい道路の渡り方 | Comments(0)
2010年 08月 04日
正しい道路の渡り方 ロシア極東ふたたび・その1
 前述してきたとおり、脳内ロシアサッカー祭りの勢いで、2010年5月、ロシア極東へ。ウラジオストクは4年ぶり、ハバロフスクへは6年ぶりの訪問となったのだが、街はいろんなところで様変わり。これがロシアンバブルってやつなのか?そうなのか?

 今回の旅行も、サッカー観戦以外は、ひたすら街を歩き倒し交通機関乗り倒しに終始するだけの一週間だったため、それはそれはじっくりと街の様子を見て回ることができた(←それ以外にすることはなかったのかと今更ながら自己ツッコミ)
 ということで、まずはかの地の道路事情なり交通事情なり、感じたことを羅列してみることにする。

 
a0021929_2312015.jpg 背筋ぴっしり、おなじみ横断歩道の標識。ロシアの「道路を渡るヒト」は標識ごとに絵柄が異なるなんて事はなく、きっちり統一デザインである、というのは前からそうだったのだが、

a0021929_2315752.jpg ウラジオストク駅前のは、蛍光イエローな反射板に縁取られて、バージョンアップしていた!こんなゴージャスな標識は4年前にはなかったぞー。

 そして以前よりもずっと、市民の方々は信号を守っていた!これまであちこち行ったりしている中で、人が交通ルールを守るかどうかは、その地域の生活の豊かさと密接な関係があるような気がしているので、やっぱりロシアはイケイケドンドンなのだな、と思ったのだった。いやほんとのところはどうなんだか、旅行者ごときにわかるはずもないが、やっと極東地域にまでバブルが到達したというような雰囲気は、ちょっとだけ感じた、ような気がする。

 生活が豊かになったからなのか、交通渋滞はたいそうひどいことになっていた。特に平日のウラジオストクは、市街地から容易に車が出て行けない有様。車の台数が増えて渋滞が恒常化したため、「車の通行の妨げとなっている」ということで、とうとう市街区域のトラムが廃線に。以前訪れた時には7路線も走っていた路面電車は、現在、郊外を走る2路線が残っているだけとなってしまった。

a0021929_2323787.jpg 駐車中の車も先に進みたい車もごっちゃごちゃの交差点。それにしても、視界に入るほぼすべての車が日本の中古車ってどうよ。

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 トラックも日本のロゴをつけたまま大活躍。
 そういえば街を歩いていたら、いきなり「右に曲がります。ぴーっぴーっ、右に曲がります」という日本語の機械音声が普通に聞こえてきて、一瞬、ここはどこなんだかわかんなくなったよ……

a0021929_234727.jpg 郊外を走る路面電車。クラシカルな車両が奏でる、悲鳴のような軋り音と、舌を噛みそうながたつきはお約束。

a0021929_2342786.jpg で、車内もたいへんクラシカルであった。
 始発から終点まで二十分ほど乗車したはいいが、公園のベンチのごとき座席は、長時間座る仕様ではなかった。これはなにかの試練でしょうか?イタタタ……

 トラムを廃線にしても、それがバス路線に代わっただけで、車の台数もどんどこ増加、と、残念ながら市街地の渋滞はいっこうに解消していないもよう。トラムは便利で安くて(市内7ルーブル均一)良かったのに、と嘆いている人たちはたくさんいるんだろうな。

a0021929_2353234.jpg 旅行者の交通手段として、ローカルな路線バスの利用はけっこう高いハードルだが、バス路線図があればどうにかなんとかなる。で、まず本屋へ行き、バス路線図を入手。キリル文字はゆっくり見ながら考えないとなかなか読めないが(とほほー)、バスには路線番号が大きく書いてあるので大丈夫(汗)。料金は市内なら11ルーブル(約33円。2010年5月現在)。料金は降車時に現金で運転手に支払う。小額紙幣か硬貨であれば、お釣りもそこでもらえる。基本的に停留所ごとに停車もしくは減速してくれるが、降車ボタンなどはついていないので、乗客のみなさんは、降りようとする停留所が近づいてきたら、前のドア付近に移動して、運転手に次で降りたいということを「意思表示」していた。
 バスはほぼ韓国製の中古車(街を走る9割方の自動車が日本の中古車とはいえ、あくまでもロシアは車両右側通行のルールなので、乗降口が左側にある日本の路線バスは使えない)。運転手に制服などといったものは特に無く、どの方々もスウェットにGパンとか、非常にテキトーな装いで業務についていた。服装がなんだろうと仕事をきちんとこなせばそれでよし、なんだろうが、運転席を離れたら、誰が運転手なんだかわからん。で、みんなそれぞれ運転席周りを自分の使い勝手がいいようにアレンジ(デコレーション?)し、好みの音楽を結構な音量でかけていた。ああフリーダム。

a0021929_2355698.jpg この運転手さんはロシアンな歌謡曲がお好みらしく、車内にはしわがれたおっちゃんの歌声が響き渡っていた。渋いぜ。
 かと思うと、老若男女あらゆる人々がご利用する公共交通機関として、これ、いいのか?っていうくらいガチなヒップホップで、思うさまグルーヴしていたニイサン(やたら若い運転手だった)もいたり。バス車内がどこぞのクラブと化していたわけだが、まだまだ詰めの甘い道路事情と、おんぼろ車両のいかれ気味なサスペンションとの相乗効果で、かなり相当ぐわんぐわんに揺れながら走るので、それはそれで合っていたような。

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by terrarossa | 2010-08-04 02:48 | 正しい道路の渡り方 | Comments(0)
2009年 05月 11日
正しい道路の渡り方・マレーシア編
 先日、三泊四日の日程でマレーシアへ行ってきた。クアラルンプール市内を歩き回り、市場・スーパーの食料品売り場と書店のハシゴをするという、結局今回も同じパターンの観光旅行に。
 で、街を徒歩で回ると必ずお目にかかるのはやっぱりこれ。

a0021929_333122.jpga0021929_334833.jpg  マレーシアの横断歩道の標識は黄色。おお、新たなパターンだ。立ててある場所によって向きが使い分けられている。デザインは統一されているようで、よく見るとそうでもない。が、いずれにしても及び腰。

a0021929_343193.jpg マレーシアは日本と同じく、車は左側通行。
 大きな交差点には信号があり、車は一応信号を守っている。車用信号に対応した歩行者用信号もある。が、この歩行者用信号、ずっと赤のままだったりする。ボタンを押さないと作動しないらしい。ちなみに、歩行者がわざわざボタンなんぞ押したりすることは滅多に無い。車が止まれば道路を渡っていく。歩行者用信号はカウントダウン付きのなかなか凝ったものだが、ほとんど意味をなしていないところがちょっと空しい。

a0021929_345641.jpg ということで、延々と直立不動の歩行者用信号。
 クアラルンプール市内は、交通量や人の数や道路の規模を考えると、横断歩道は非常に少ない。
 市民の皆さんはタイミングを計りながらあらゆる場所からするすると道路横断を敢行する。横断歩道が少ないからそうするのか、渡りたいところから渡るから必要ないのか、いずれにしても当地の道路事情に不慣れな観光客がすいすい歩き回れるようになるまでには、若干の修行が……(でも多分、他の多くの国とくらべたらだいぶんましな方かもなあ)

<関連ブログ>
ベトナム、ロシア、中国
ブルガリア、ドイツ
韓国
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by terrarossa | 2009-05-11 03:13 | 正しい道路の渡り方 | Comments(0)
2006年 12月 24日
韓国タッチ・アンド・ゴー
 先週、友人と韓国へ行ってきた。二泊三日の日程で、ソウルに夜到着し、帰りは早朝発だったため、街を歩けたのは1日だけだった。
 韓国へは4回ほど行っているが、いつも二泊三日とか三泊四日の短い滞在。東京が日本の全てではないように、ソウルが韓国の全てではないのだろうけれど、まだソウルから外へ出たことはない。
 今回も局地的かつ短い時間の中で、じっくり街を見る余裕はなかったが、それでも目にとまったことがいくつかあったので以下に。

a0021929_16324546.jpg ふと気付けば、横断歩道の標識求めて世界の街をいったりきたり。ソウルには、横断歩道の標識が意外と少ない。形は、ロシア・ベトナムなどとは異なり、日本と同じ青の五角形。人物と横断歩道が青地に白抜きで表現されているところも日本と同じ。が、やはり場所によって微妙な違いが……

a0021929_16335590.jpgおっとっと。

a0021929_1634641.jpg「手え離すんじゃないよ」「……痛いよ、おねえちゃん」

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時節柄、ソウル市内のイルミネーションはすばらしく華やか。キリスト教徒が多い国ですし、えらく気合入ってました。


a0021929_163679.jpgソウルの冬はとても寒いので、葉ぼたんもビニールで保温。

 ところで、韓国のビルやマンションの窓ガラスは、新しくても古くても、みんな非常に青みが強い。
 なにか理由があるんだろうか?
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by terrarossa | 2006-12-24 17:00 | 正しい道路の渡り方 | Comments(0)
2006年 09月 25日
続・正しい道路の渡り方
関連ブログ:正しい道路の渡り方

 その国の名は聞いたことがあっても、一体どんな国なんだかいまいち謎だったブルガリアに行ってきた。行こうと決めてから色々調べたが、いわゆるパックツアーはほとんどないし、ヨーロッパの鉄道切符を扱う旅行会社でも、ブルガリアの鉄道切符は扱っていないと言われてしまった。おかげで、往復の航空チケット以外ほとんど何も決められないまま、いきあたりばったりの旅行となった。
 幸いにも、まあまあ適当なホテルが見つかり、汽車やバスの切符も買えて、行きたいところに行けた。日本からの直行便がないので、ヨーロッパ経由で乗り継ぎしなければならず、到着まで時間がかかるというところはネックだが、見所はたくさんあるし、ヤバげな雰囲気もうすく(根拠はないが、なんとなく肌で感じるこの直感はけっこうあてになる)、どことなくのんびりしていて居心地が良かった。
 現在EU加盟に向けていろんなものを整備中といったところで、段差だらけの歩道あり、がったがたの建物あり、ぼったくりタクシー横行といった問題はあったものの、これらの課題も徐々に改善されていくのだろう。

 さて、都市の道路に横断歩道あり。へんな外国人が横断歩道の標識を喜々として撮影しているという光景は、さぞかし不審なものに見えたに違いない。
 そんなブルガリアの横断歩道は、中国、ロシア、ベトナム同様、青い四角に白い三角、人物と横断歩道のラインは黒という、旧共産圏おなじみのスタイルだった。

a0021929_1442541.jpg人物はわりとリアルめのシルエット。中国東北部ほどじゃないが、あまり人には優しくない道路事情の割には、おっし渡るぜ、という気合いは伝わってこないなあ……

やはりここでも場所によって微妙にデザインが異なっていた。

a0021929_1444518.jpg横断歩道のラインが切れてるタイプ。

a0021929_14594.jpg帽子着用。「ぺたぺた」という擬音をつけたくなる足取り。とりあえず、気合い入れて渡ろうという意志は感じられる。

かと思えば、

a0021929_1452389.jpgこちらはなんと軽やかな。横断歩道はすたこらさっさと渡りましょう。


新たな発見。
乗り継ぎで立ち寄ったドイツで見た横断歩道の標識が、旧共産圏特有のものと思っていたデザインと同じだったのだ。しかも、ここでも場所によって絵柄が違っていた。

a0021929_1453774.jpgミュンヘン市内にて。人物の向きが逆!帽子着用。カクカクしてて、紙人形のようだ。

a0021929_1455698.jpgそのすぐ近くにあった標識。こちらは記号化された人物描写である。要はわかりゃいいんだな。


あなどれん、道路標識。面白すぎる。
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by terrarossa | 2006-09-25 01:48 | 正しい道路の渡り方 | Comments(4)
2005年 05月 13日
正しい道路の渡り方
 先日、ベトナムへ行ってきた。初の東南アジア旅行だった。暑かった。
 5日間、ハノイ市内だけをひたすら歩き倒し(路線バスにもちょっとだけ乗ったが)、当地の飯を食ってくる、ということをやってきた。料理はあっさりめの味付けでとても口に合った。ただ、ベトナム語が全くできなかったため思うようにいかなかった場面が多々あり、事前に基本会話くらいは勉強しておけばよかったと後悔している。
 ベトナムは今、急速に経済発展をとげているという。街を歩いてると、なにやらものすごい勢いと熱気とボリュームがじんじん伝わってくる。街という街は人であふれかえり、スーパーカブ(ばっかりじゃないけど)が二ケツ三ケツで縦横無尽に走り回っている。そのバイク台数たるや、半端な数ではない。
 驚くべきことに、そんなハノイ市内には信号がほとんどない。いちおう右側走行ということになっているが、申し訳程度に引かれている中央線はしばしば意味をなさなくなる。割り込み追い越し当たり前で、思いどおりにならなければクラクションを鳴らす。街の喧噪は、やかましいクラクションの応酬でかたち作られている。 当然というか、交通事故も相当あるらしい。ハノイの道路は無法地帯だ。歩行者は、そういう道路を横断しなければいけない。日本から来たおのぼり旅行者にとっては、試練の第一歩である。
 そこで目についたのが、いたるところに設置されていた横断歩道の標識だった。青い四角形の板に白い三角、横断歩道のラインと渡っている人物は黒、という基本設定は偶然にもロシアと中国で見たものと同じだ。

ちなみにロシアは、
a0021929_3355136.jpgハバロフスク市内にて。
大またで堂々と渡っております。歩行者は偉いのだよ(実際はそうでもなかった)。





中国では、
a0021929_336267.jpgハルビン市内にて。
ロシアとくらべてなんか緊張感がない。
とてもじゃないが、こんなんではハルビンの道路は横断できねえ。
中国東北部の大都市の道路は、命の危険すら感じる無法地帯。




 さて、肝心のハノイだが、これが「要はわかりゃいいんだよ」というようなアバウトなつくり。よく雑誌の懸賞にあった「まちがいさがし」よろしく、微妙にデザインが違っている。道路標識がこんなんでいいのか。

a0021929_337072.jpgとりあえず渡るぞ、という感じの男の子。バランスがヘン。比較的古い標識。






a0021929_3372955.jpg帽子かぶったダンディーなおやじ。自信にみちあふれております。
ここは横断歩道なんだぜ、堂々と渡っていいんだぜ。






a0021929_33802.jpg被りもののせいで、一気にベトナム色が濃厚となった一枚。
手指が省略されている割には、靴のかかとがきちんと描かれていたりするあたり、製作者の謎なこだわりが感じられます。





a0021929_338285.jpgハルビンの標識と酷似。
ゆっくり慎重に行けよ、車は恐いんだから(それじゃ渡れないって)。





a0021929_339237.jpg思いっきり腰が引けてます。渡る気あるのか。






 このほか、市内から空港へ行く途中の道路で見かけた横断歩道の標識は、上体が前のめりになり、明らかにダッシュのポーズをとっていた。郊外の道路は市内より車のスピードが出ているから走って渡れよ、という意味なのか?撮影できなかったのが残念。

 個人的感想として、たしかにハノイ市内の道路は交通量が多い上に無秩序だったが、バイク率が高かったのと、あまりスピードを出していないせいか、ハルビン市内のような殺気だった雰囲気は感じなかった(ハルビンではなかなかタイミングがつかめず、地元の人と一緒でなければ恐くて道路横断できなかった)。
海外を旅行していつも思うのは、日本の交通マナーがいかに良いかということである。なんのかんの言っても、世界的にはトップレベルだと思うんだが……
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by terrarossa | 2005-05-13 04:14 | 正しい道路の渡り方 | Comments(2)