2008年 10月 26日
ドイツに泊まる
 ドイツ行きに当たっては、地理もわからず言葉もできない旅行者なので、それなりのホテルには泊まりたい、と思っていた。が、そのホテルが高すぎるのだ。特に大きな都市では、様々な見本市(メッセ)が開催されるので、メッセ開催期間中になると、料金がバカみたいに高くなる。そしてついこの間までのユーロ高。とてもじゃないが予算オーバーで、通常のホテル宿泊は断念せざるをえないことになった。
 ホテルが高いと感じているのは当のドイツ人も同じらしく、旅行者が宿泊するための様々なシステムあることを知った。B&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)というのがその一つ。いわゆる「ベッドと朝食」を提供してくれる部屋を紹介してくれる。昨年のミュンヘン、今回のヴィースバーデンとも、この「B&B」のシステムを利用したが、宿泊先が、日本で言うところの民宿とはかなりイメージが違う。
 ミュンヘンでは、まったく普通の家庭の空き部屋を使わせてもらい、食事も家族や他の滞在者と一緒の、有料のホームステイのような感じだった。その家には、出張に旅行にと、様々な目的で入れ替わり人が泊まりに来ていた。宿泊費をもらい、それが生活費の足しになるとはいっても、見知らぬ他人をオープンに受け入れるその姿勢には少々驚いた。
 今回は、フランクフルトでそういった適当な部屋が見つからず、ヴィースバーデンの、アパートメントスタイルの部屋を借りることにした。
 このB&Bのシステムでは、インターネットサイトにたくさんの宿泊施設の場所、部屋の状況、アメニティ、食事提供の有無などの詳しい情報が掲載されている。宿泊申し込みをすると、サイト管理者がこちらが希望した宿泊先に問い合わせをし、宿泊可能かどうか知らせてくれる。宿泊可能の連絡が来て、正式に申し込みをすると、サイト管理者から、宿泊先の個人アドレスが送られてくる。あとは当人同士でやりとりしてね、ということなのだが、ここで言葉の大きな壁が……
 かといって今さら高いホテルには泊まるつもりはない。となれば昨年の苦労と疲労再びか……昨年同様、旅行日程と簡単な自己紹介文の作成だけだというのにべらぼーな時間を浪費。困難を極める中、先方と何度かメールをやりとりしてという、語学力ゼロの自分にとっては極めてハードな準備期間を乗り越え、いよいよ初めての町、ヴィースバーデンへ。

a0021929_4471677.jpg入口。外観はかなり古い建物。泊まった部屋は2階。

a0021929_4474780.jpgバスルーム。内部は改装されてぴっかぴか。美しい!

a0021929_448854.jpgうちのアパートより広い部屋。冷蔵庫、三つ口のコンロにオーブン、食器洗浄機までついたキッチン。鍋、フライパン、包丁などのキッチンツール完備。4~5人はもてなせるほどの食器、コーヒーメーカーもあった。ここまで台所が完璧だと、どこか外で食べる気も起きず(一人だし)、市場やスーパーで食材を買っては、ずっと自炊していた。おかげでかなり安上がりだったが、またしても正統なドイツ料理(?)を食べ損ねてしまった……

a0021929_4483099.jpg リビング側。カウチには枕と膝掛け、毛布まで置いてあった。ここでかなり長時間、だらだらとサッカー番組を見て過ごした。せっかくドイツまで来たというのに、日本人的にありえない時間の使い方をしてしまった気が。奥が寝室。ダブルベッドがひとつ。

 1泊あたり40ユーロ(B&Bとしては贅沢な方)のいわゆる家具付きアパートで、ここに10日間滞在したのだが、きわめて快適にすごすことができた。
 このB&B、恐らくかなり当たり外れがあるんだろうけど、語学力があって、宿泊費を安く上げたい方にはオススメ。語学力がなくとも気力と体力と熱意で何とかなる……かも。
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by terrarossa | 2008-10-26 04:56 | 見聞録


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