2008年 10月 11日
ドイツのサッカーを見に行く その四:練習見学をする
 選手の皆さんを間近で見たければ、練習見学をするのが一番。試合映像どころか、雑誌等の紙媒体ですらお目にかかる機会が滅多にない日本在住のフスバルファンがここまで来たら、練習見学はどうしても外せない必須事項である。昨年ミュンヘンへ行った際は、バイエルン・ミュンヘンの練習場へ行き、画像でしか見たことのない選手や監督を目撃することができた。その時は、クローゼやポドルスキー、シュバインシュタイガーなどの選手が代表に招集されて不在だったにもかかわらず、大勢のファンが詰めかけており、ドイツでのサッカー人気はすごいなあと実感したのだった。今回試合観戦予定のレバークーゼンは、若手有望選手が多数在籍している強豪チームなので、さぞにぎやかなことに違いない……だけど、遠巻きにでも練習見学できるのならばと、非常に楽しみにしていた。
 ということで、滞在先ヴィースバーデンからレバークーゼンまで、バスと列車を乗り継いで二時間以上かけて行ってみた。ところが、スタジアム付近は、工事用車両がせわしく出入りしているだけで、ファンらしき人影は全くない。いやーな予感がする。スタジアムの隣に練習場とおぼしきグラウンドがあったが、誰もいない。もしかして、練習は別なところでやっているのだろうか?

a0021929_15141517.jpgしーん。 

 オフィスが開いていたので、おぼつかない英語でたずねてみる。すると一言「今日、練習はありません」。やられた。ドイツ出発前ぎりぎりまでオフィシャルサイトのスケジュールをチェックしていたが、直近の試合前までの練習スケジュールしか載っておらず、確認できなかったのだ。またバスと列車で二時間以上かよ……どんがらどんがら響き渡るコンストラクション・サウンズ(←オサレな表現をしてみた)をバックに、いや、これで諦めてなるものかと決意を新たにし、その日は土埃でけむる砂利道を後にしたのだった。

a0021929_1518387.jpg 只今絶賛工事中。

 翌日、再びレバークーゼンへ。この日は10時からスタジアム隣のグラウンドで練習があることを確認している。練習場を覆う高い塀の向こう側からは、ボールを蹴る音や、かけ声が聞こえてくる。だが、昨日同様、周辺に人の気配はない。またしてもいやーな予感がしたのだが、ピッチが見える側まで歩いていくと、トレーニングしていたのはまごうかたなきレバークーゼンの選手たち。きら星のごとく活躍する、または活躍が期待されている面々である。写真や動画でしか見たことのない彼らが今、目の前で生きて動いている。とうとうここまで来たのだと、しばし感慨にふける。が、我に返って周囲を見ると、年配の男性方が数人、練習風景を眺めているだけ。それも明らかに、犬散歩中とか自転車にまたがってお出かけのついでに、といった感じである。平日の午前中だからコドモは学校だし大人は仕事だし、こんなもんなのかとも思ったが、このやたら渋い客層がデフォルトなんだろうか。バリバリの若手がいるチームなので、若い女性とか、コアなサッカーおたくとか、熱心なおばちゃんとか、こう、もっと、ちょっと近寄りがたいような華やかな感じを想定していたんだけど……もしかしたら、たまたまこういう状況だったのかもしれないが、昨年訪問したバイエルン・ミュンヘンでのギャルギャルしい華やぎ(代表選手がいなかったので、それでもかなり長閑だったらしい)とはまったくかけ離れたゆるさに、少々拍子抜けしたのだった。
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by terrarossa | 2008-10-11 15:27 | サッカー | Comments(2)
Commented by ぶんすけ at 2014-01-26 06:03 x
テラロッサさん こんにちは!

随分と過去の記事に コメントしてすみません!
この日の練習見学初日は、どんなにガックリだったか・・・
往復4時間以上の道のり、ご苦労さまでした。
憧れの選手たちを目の前にされた時の感動、わかります!
。゚゚(つД≦。)°゚。

公開練習の予定は、ギリギリになって変更も多いようで、はるばる遠方からやって来るファンが 肩透かしを食らう話もたまに聞きます。

テレビで平日の練習風景出るときがありますが、テラロッサさんの記述どおり、そこらへんのオッサンばかりです(笑) 

試合のない平日の昼間から、飲み屋の店先に バイエルンマフラー首から下げた、筋金入りのオッサン数人がビール片手に談笑中!も、見かけたことがありますよ (* ´艸`)
Commented by terrarossa at 2014-01-30 03:26
ぶんすけさん、再びのご来訪ありがとうございます。

練習見学初心者の頃の記事…久しぶりに読んでなつかしくなりました。自分が書いたものなのに。
あれからずいぶん色々な目に遭って(?)学習を重ねた結果、スケジュール確認とかルート検索とか、ちょっとはこなれてきたような気がします。
でも、憧れのみなさんに会った時の感動は以前と変わらず、毎回社会復帰が困難になるレベルで、旅行を終えて戻ってきた時の虚脱感ときたら…はー。

平日の昼間から、といえば、オーバーハウゼン駅前の立ち飲みスタンドで、シャルケマフラーのおっさんたちと、ドルトムントマフラーのおっさんたちが、お互い牽制しあいながらも仲良くビールを飲んでたのを目撃したことがあります…


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