2004年 07月 17日
ユジノサハリンスクからポロナイスクへ その3
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ユジノサハリンスクは、カラスと野良犬だらけだった。

 とは言っても、ここでは恐らく犬をつないで飼うことが少ないだろうから、そこらへんにうろうろしている犬をすべて野良犬と言うのは、間違っているのかもしれない。
 ユジノサハリンスクの駅前を歩いていると、物欲しげに近寄ってくる犬がいた。こちとらロシア語がさっぱりわからず、ピロシキひとつ買うのも苦労している身、犬にやるようなものは生憎と持ち合わせていない。悪いねえ、と頭をなでてやったが、餌もやらずにそんなことをするのは実に危険な行為だったことに後で気付く。……そうだ、こいつら絶対に狂犬病の予防注射なんかやってねえよ。
 大きさも見てくれも実に様々な犬が、群れになってゴミをあさり、時には犬同士で派手に喧嘩している。さすがに恐くて近寄れない。カラスも同様で、実に傍若無人な振る舞いだ。形態からして、どうやら日本の都市部に多いハシブトガラスと思われる。
 わかりやすい弱肉強食の世界。気候も厳しいだけに、なおいっそう生存競争は熾烈を極めているようだ。人間の方も、自分自身の生活やら何やらが厳しくて気が回らないのか、これだけの野良犬とカラスにもさほど関心を持ってるようには見えない。ゆえに、ゴミ置き場は荒らされ放題で、それを片づける者も居ない。ロシア人は動物好きと言われているが、迷惑きわまりない彼らに対しても寛容なのか(それとも単に駆除対策の予算が取れないので放置しているだけなのか)。お互い生きることが厳しい者同士、奇妙な共存すら成り立っているようにも見えたが、本当のところはどうなのだろう。
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by terrarossa | 2004-07-17 03:48 | 見聞録


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