2006年 08月 10日
上に向かう性質
 多くの虫が、「上に向かう性質」を持っているらしい。
 捕虫網でもコップでもポリ袋でも、虫を捕まえたら、開口部を下に向けるとうまくいく。
 
 学生の頃、ライトトラップといって、夜、野外に白い布を張り、そこへ蛍光灯とブラックライトをつけて、飛んでくるガを捕獲するということを何度かやった。短い試験管のような細い瓶を持って布の前で待ちかまえ、目当てのガがとまった瞬間、上から瓶をかぶせていくのである。そんなに難しいテクニックは必要ない。瓶の口が開いていても、それが下になっていれば、上(ふさがっている天井)にのぼっていく性質を持っているからだ。
 ガでは粉っぽいので検証したくないという方も、テントウムシだったら比較的抵抗感はないかもしれない。手にとまらせたテントウムシも、指を上に向けるとかならずそこをのぼっていって、てっぺんから飛び立っていく(ただし、単に「上に向かう」というだけでなく、光のある方に向かう性質を持つ虫も多い。また、それとは逆に、暗い方へ向かっていく虫もいる)。こちらのほうは試された方も多いのではないかと思う。
 
 ところで先日、大きなクロゴキブリが目の前の壁を横切ったので大いに衝撃を受けた。が、ふと「ゴキブリだって上をめざすのかも」と思い、ヤツが壁に静止した瞬間、紙コップをかぶせてみた。案の定、ゴキブリは上からかぶせた紙コップを「のぼって」いき、3秒後、壁と紙コップの間に古葉書を挟んで、見事捕獲に成功。だがこれは、もっとも試したくない究極の事例だろう。つぶしてぐちゃっとなると後始末が大変だなあということでやってみたのだが……決してオススメはしません。
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                カエルも上をめざしていた。キュウリ畑にて。
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by terrarossa | 2006-08-10 00:40 | いきもの


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