2006年 06月 20日
浦潮<水族館>探訪記
 坂だらけの港町、ウラジオストクには水族館がある。
 水族館好きとしてはぜひ行かねばと思い、地図を頼りに行ってみた。
 が、建物らしきところには着いたものの入口がわからず、うろうろすること十数分。いちどは職員通用口と思って通り過ぎた、目立たない木製の扉くらいしかそれらしきものはない。ドアの所まで行ってよく見ると、小さな白い貼り紙にロシア語でなにごとか書いてある。中がどんなだか、外からは全くうかがうことができない。が、扉の左の方を見ると、町中のキオスクと同じような、郵便ポスト投函口大の小さい窓口がある。ワープロ打ちの小さい字で、入場料とおぼしき数字が書いてある。おお、入場券売り場だ。案内看板のようなものは、どこを見渡しても、やはりない。 華やかさゼロ。歓迎ムード皆無。来場者への配慮がまったくなされていないこのつくりは、社会主義政権時代のかほり濃厚。さあ中も期待できそうだ。

 果たして内部は薄暗ーく、黄ばんだ蛍光灯がぽつりぽつりとともっているだけ。客はほとんどおらず、水槽は蛍光灯系ミドリイロ(?)のうすぼんやりした光に照らされて地味にならんでいた。
 展示物で比較的でまとまっていたのは海鳥や海洋生物の標本。ただし、かなり年代がかっており、少々ほこりっぽかった。
a0021929_0175055.jpg この水族館の目玉は大型円形水槽のチョウザメ(ロシアならキャビア、ってことで?)だが、動きが速い上に暗すぎて、うまく撮影することができない。

 生き物の展示は、たまたま集めたのを順番にならべてみただけかと思わせるようなランダムさ。
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a0021929_020443.jpg 上海ガニとかナポレオンフィッシュとか、まったく脈絡のない水槽の配列の中に、いきなり痩せたニシキゴイがいたり金魚がいたり、場末のペットショップのような様相を呈していた。餌もかなり控えめのようだ。
 種名の表示もロシア語のみだった(外国人はあまり来ないだろうからなー)。

 日本の田舎の水族館だって、30年くらい前はこんな感じだったのかもしれない。ノスタルジックな気分に心ゆくまでひたりたければ、いろんな意味でおすすめのスポットと言えようか。うーむ。
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by terrarossa | 2006-06-20 00:33 | 見聞録


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