2014年 03月 10日
2012年夏、中国のサッカーも見に行った・その1
 2012年7月14~16日、中国・杭州へ行ってきた。大陸のほうの中国へ旅行したのは、2004年のハルビン以来8年ぶり。杭州は初めて訪れた。
 ちなみにこの旅行から数ヶ月後の中国は、各都市で反日暴動が起きるなど、ちょっと物見遊山の旅行どころではないヤバイ事態になってしまったので、暑かろうとなんだろうと行っておいて良かったと、今にして思う。

 サッカーを見始める以前のおよそ10年間は、中国語圏の映画にどっぷりはまっていた。日本国内で上映される作品は、予定が合えば片っ端から見に行っていた。一般公開される作品は少なく、ほとんどが東京都内で行われる映画祭や上映会での単発上映であったため、休日の大半の時間と、働いた給料の多くが映画を見るために消費されていった。
 そうなると当然のごとくわき起こってくる、「見ると実際に行きたくなる」という衝動のままに、北京、上海、綏芬河、ハルビンと、何度か、かの国を訪れたりもした。

 そんな訳で、中国に対する関心は、休日と給料をつぎ込む対象が映画からサッカーにシフトしてしまった現在もずっと続いている。
 サッカーという視点で中国を見てみれば、近年の急速な経済発展と連動して、良くも悪くも話題に上ることが多くなっている。というか、残念なことに悪い方の話題ばかり耳にする。曰く、10年ほど前にプロリーグ(「中超」:中国スーパーリーグ)が発足したものの、汚職と八百長が横行し、不動産バブルなどで得た巨額の資金で、海外の有名選手を次々に獲得するも、質の高い試合・リーグの運営が出来る環境とはほど遠い状態である云々と。
 ネット上のさまざまな情報や、関連書籍を見る限りは、どう考えても一筋縄ではいかないような中国のプロリーグの監督に、元日本代表監督の岡田さんが就任したこともあって、実際はどんな感じなのか、試合を見てみたくなった。

 欧州と違って、中国は近い。観光抜きで試合を見て帰るだけなら、カレンダー通りの三連休でじゅうぶん事足りる。
 ということで2012年7月14日(土)、岡田監督が指揮する「杭州緑城」のリーグ戦、「杭州緑城」対「江蘇舜天」の試合を観戦した。

 14日昼過ぎ、杭州に到着。外に出た瞬間に室内へ戻りたくなるほどの湿気と熱気…気温37度、湿度90%超。むはー。
 初めて訪れる都市なのに、なんというか、「ああ、中国だなあ」と。思い込みかもしれないが、8年を経ても変わらぬ雰囲気が。
 
 試合は到着日、当日の夜。試合のチケットも確保してないし、ホテルから競技場までの交通手段も、うすぼんやりとしか調べていない。なので、空港から市内に行くためのバスチケット売り場で、切符と一緒にもらった杭州市街図は非常にありがたかった。地図さえあればどうにかなんとかなるだろう。なるよね…多分。
 北京やハルビンでも感じた、大陸的な間合いの遠さはここも同じ。道路が広い、建物がでかい、ブロック間の距離が遠い。だがしかし、この、なにもかも広くて大きいはずの空間にもかかわらず、どこへ行ってもぎっちぎちの人人人。順番守って並んでたら、いつまで経ってもそこから動けない。そりゃストレスたまってイライラしちゃうよな。中国の方々にしばしば感じる、押しの強さや抜け目なさ、自己主張の激しさは、このような密度の高い、あきらかに生存競争が激しい生活環境がそうさせた理由のひとつなんだろうと感じたのだった。
 郷に入りては、の要領で、競技場方面へ行くとおぼしき路線バスになんとか乗りこみ、最寄りバス停で降車。最寄りといってもまた、けっこうな距離を歩かなければならない。

a0021929_1583388.jpg 黄龍体育場。
 大陸的間合いおそるべし。すぐそばに見えてるのに、なんでいつまで経っても着かないんだ。

 やっとゲートにたどりつき、なんとかチケット売り場らしきものを発見。この競技場では、様々なスポーツ、コンサートなどのイベントが開催されるため(や、むしろそっちがメインなのだということは、試合観戦してよーくわかった)、チケット売場も当然の如く、人でごった返すカオスとなっていた。そして、なんとここで不覚にも、ダフ屋の策略にまんまとハマってしまった。チケット売場内にダフ屋がいるとか、さすがにそれはないだろう、と油断しきっていたが中国は甘くなかった。チケットカウンターのまん前に立ちはだかってチケットの束を持っていた兄ちゃんを販売員と勘違いして、チケットを購入してしまったのだ。メインスタンドの正規料金は90元(1,300円くらい)。チケットの座席番号を見ると、メインスタンドの中央前方という良席。で、100元札を出したら、「あー60元でいいから」とかなんとか言って、おつりを40元くれたのはいいが、後でチケットをよく確認してみると「贈票」とあるではないか。
 偽チケットでもなく、それどころかほんとにいい席で、それを定価より安い価格で手に入れられたのだから、こちらとしては全く損したわけじゃないんだが、どっから入手したのかわからない招待券=タダ券を60元で買わされたってのが悔しい。やられた。

a0021929_1592755.jpg これが「贈票(招待券)」でござい。とほほ。

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by terrarossa | 2014-03-10 02:09 | サッカー


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