2005年 05月 13日
正しい道路の渡り方
 先日、ベトナムへ行ってきた。初の東南アジア旅行だった。暑かった。
 5日間、ハノイ市内だけをひたすら歩き倒し(路線バスにもちょっとだけ乗ったが)、当地の飯を食ってくる、ということをやってきた。料理はあっさりめの味付けでとても口に合った。ただ、ベトナム語が全くできなかったため思うようにいかなかった場面が多々あり、事前に基本会話くらいは勉強しておけばよかったと後悔している。
 ベトナムは今、急速に経済発展をとげているという。街を歩いてると、なにやらものすごい勢いと熱気とボリュームがじんじん伝わってくる。街という街は人であふれかえり、スーパーカブ(ばっかりじゃないけど)が二ケツ三ケツで縦横無尽に走り回っている。そのバイク台数たるや、半端な数ではない。
 驚くべきことに、そんなハノイ市内には信号がほとんどない。いちおう右側走行ということになっているが、申し訳程度に引かれている中央線はしばしば意味をなさなくなる。割り込み追い越し当たり前で、思いどおりにならなければクラクションを鳴らす。街の喧噪は、やかましいクラクションの応酬でかたち作られている。 当然というか、交通事故も相当あるらしい。ハノイの道路は無法地帯だ。歩行者は、そういう道路を横断しなければいけない。日本から来たおのぼり旅行者にとっては、試練の第一歩である。
 そこで目についたのが、いたるところに設置されていた横断歩道の標識だった。青い四角形の板に白い三角、横断歩道のラインと渡っている人物は黒、という基本設定は偶然にもロシアと中国で見たものと同じだ。

ちなみにロシアは、
a0021929_3355136.jpgハバロフスク市内にて。
大またで堂々と渡っております。歩行者は偉いのだよ(実際はそうでもなかった)。





中国では、
a0021929_336267.jpgハルビン市内にて。
ロシアとくらべてなんか緊張感がない。
とてもじゃないが、こんなんではハルビンの道路は横断できねえ。
中国東北部の大都市の道路は、命の危険すら感じる無法地帯。




 さて、肝心のハノイだが、これが「要はわかりゃいいんだよ」というようなアバウトなつくり。よく雑誌の懸賞にあった「まちがいさがし」よろしく、微妙にデザインが違っている。道路標識がこんなんでいいのか。

a0021929_337072.jpgとりあえず渡るぞ、という感じの男の子。バランスがヘン。比較的古い標識。






a0021929_3372955.jpg帽子かぶったダンディーなおやじ。自信にみちあふれております。
ここは横断歩道なんだぜ、堂々と渡っていいんだぜ。






a0021929_33802.jpg被りもののせいで、一気にベトナム色が濃厚となった一枚。
手指が省略されている割には、靴のかかとがきちんと描かれていたりするあたり、製作者の謎なこだわりが感じられます。





a0021929_338285.jpgハルビンの標識と酷似。
ゆっくり慎重に行けよ、車は恐いんだから(それじゃ渡れないって)。





a0021929_339237.jpg思いっきり腰が引けてます。渡る気あるのか。






 このほか、市内から空港へ行く途中の道路で見かけた横断歩道の標識は、上体が前のめりになり、明らかにダッシュのポーズをとっていた。郊外の道路は市内より車のスピードが出ているから走って渡れよ、という意味なのか?撮影できなかったのが残念。

 個人的感想として、たしかにハノイ市内の道路は交通量が多い上に無秩序だったが、バイク率が高かったのと、あまりスピードを出していないせいか、ハルビン市内のような殺気だった雰囲気は感じなかった(ハルビンではなかなかタイミングがつかめず、地元の人と一緒でなければ恐くて道路横断できなかった)。
海外を旅行していつも思うのは、日本の交通マナーがいかに良いかということである。なんのかんの言っても、世界的にはトップレベルだと思うんだが……
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by terrarossa | 2005-05-13 04:14 | 正しい道路の渡り方 | Comments(2)
Commented by サンダー at 2005-05-20 20:14 x
♪ヴィエットナム、ヴィエットナッム♪
いいなー。
Commented by terrarossa at 2005-05-23 02:39
行くならば体力がある内だ、と実感いたしました。決断はお早めに(←?)。


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