2010年 06月 03日
「ゴールデンウィークにロシアでサッカーを見よう!」という思いつきはかなり唐突で衝動的なものだったため、準備に動き出した時は、既に希望するフライトは満席。で結局、コンパクトな旅程を組むことができず、だらだら1週間も極東ロシアに滞在し続け、帰国便はウラジオストクからではなく、ハバロフスクからとなった。
こんなことならモスクワでもサンクトペテルブルグでも余裕で行けたんじゃ、と帰国後ふと気づいたのだが後の祭り。思いつきと勢いだけで行動しているからいつもこういう事になる。いいかげん学習しろ自分。 ウラジオストク・ハバロフスク間は寝台列車「オケアン号」で移動、ハバロフスクでは丸一日時間が取れたので、ハバロフスクのスタジアムやサッカーチームの練習風景も少しだけ見ることができた。 ハバロフスクには、ルーチ・エネルギヤ・ウラジオストクと同じ、ディビジョン1所属の、スカ・エネルギヤ・ハバロフスク(СКА-Энергия Хабаровск) というチームがある。現在の名称になったのは1999年からで、チーム名の"СКА"は軍のスポーツクラブである(もしくは、かつてあった)ことを指し、"Энергия"は、ウラジオストクのルーチ・エネルギヤと同様、電力会社等のエネルギー開発関連の企業がスポンサーであることをうかがわせる。トップリーグ(ロシア・プレミアリーグ)へ昇格したことはまだないようだ。 かつて数シーズンにわたってロシア・プレミアリーグに所属し、多少なりとも日本との交流を持つルーチ・エネルギヤ・ウラジオストクにくらべると、得られた情報は極めて少なかった。ハバロフスク滞在もわずか1日で、試合を観戦したわけでもないので、ほんのさわりだけ目撃して帰ってきちゃった、という感じかなあ…… スカ・エネルギヤ・ハバロフスクのホームスタジアム、レーニン・スタジアム。15,200人収容。いかにも旧ソ連時代的な「レーニンなんちゃら」などという名称を使っているスタジアムは、ロシア国内ではここくらいしか残っていないらしい。 ウラジオストクでも、駅前にどーんと立っていたレーニンさんですが(カモメの定位置らしい)、 「レーニン」スタジアムというくらいですから、こちらのスタジアムそばにもいらっしゃいました。 スタジアム内で練習しているのはもしやトップチーム?遠くからちょっとだけのぞくことができた。 スタジアムから少し離れたフィールドでは、別なグループが練習中。 よく見ると、マンチェスター・ユナイテッドがまざっている。 どうやら、下部組織の選手たちのようだ。転がってきたボールを返してやったら、ボールを受け取った27番くんに満面の笑みで「スパシーバ!」と感謝された。将来のロシア代表目指して頑張れよう。 ……などと、なごんでいる場合ではなかった。ここはシベリア、アムール河畔。ちょっと練習見学しようと立ち止まろうものなら、即座に押し寄せる蚊の大群。片時もじっとはしていられない……それは選手も同様。おそるべし、シベリア。 *****************************************************************
by terrarossa
| 2010-06-03 02:59
| サッカー
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自己紹介
ハンドルネーム:テラロッサ
身分:社会人(農業関係) 関心事:サッカー、虫、植物、地理、 映画、音楽 時々:絵を描く、写真を撮る、旅行する ハンディキャップ:筋金入りの下戸 座右の銘:結果オーライ 将来の目標:空を飛ぶ ライフログ
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