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2012年 03月 21日
2011年もなんとかドイツのサッカーを見に行く・その3
◆混迷のレバークーゼン
 11月5日(土)は、ブンデスリーガ第12節、バイヤー04 レバークーゼン対ハンブルガーSV の試合をバイアレナで観戦した。

 昨シーズン2位だったレバークーゼンは、この時点で8位と今ひとつ振るわない成績。主力メンバーはほとんど変わっていない。だが、監督とコーチが交代した。指揮官が替わったのだから、初めのうちうまくいかないのは仕方ないと思っていた。が、数ヶ月経ってもまだぎくしゃくしているような印象を受けた。ほんとのところはどうなのか、部外者のいちファンには知るよしもないが。
 クラブの運営面でも大きな出来事があった。メインスポンサーだった電力会社「TelDaFax ENERGY」の経営が破綻してしまったのだ。で、クラブは新たな出資者を求めて迷走。ユニフォーム胸部分にはクラブのスローガンである"Werkself"がとりあえず入れられた。いったん出版しようとしていたシーズンブックは引っ込められ、選手のサインカードは発売延期になった。
 紆余曲折の末、シーズン開幕間際になって「SUNPOWER」という電力会社(また電力会社だ)が新たなスポンサーに決まった。が、ユニフォームに付けられた企業名ロゴプリントの、太陽のコロナを模した「O」の字のぼんやりした部分が、洗濯をすると容易に色褪せてしまうことが発覚し、「洗濯を繰り返しても劣化しないプリント地に作り直す必要が生じた」ということで、レプリカユニフォームの発売も延期されてしまった。そしてそのまま月日が経過。11月上旬、はるばるドイツのファンショップに直接赴いたというのに、シーズンブックもサインカードセットも売っていない。レジのおねえさんは、「いつ入荷するかわかんないのよ。シーズン終わっちゃうわよねえ」と苦笑。ほんとだよ、シーズン終わっちゃうよ…
 レプリカユニフォームは、白のアウェーユニが10月を過ぎて入荷、黒のホームユニは、現地観戦した12節の試合日に、スタジアム内のショップでようやく先行発売となった。
 そしてシーズンも終盤に入った3月現在、11/12シーズンブックとサインカードセットは、現地のファンショップでは販売されているのだろうか。少なくともオンラインショップのリストにはどちらもまだない。まさか今シーズンはそれで終わるつもりなのかレバークーゼン。ドイツのトップリーグのクラブがそんなんでいいのかよう。

 対するHSVは、レバークーゼン以上に厳しい状態にあった。クラブの運営もチームの状態も悪く、11節終了時点で2勝しかしておらず、順位も16位と降格圏ゾーン。不振と言われた昨シーズンよりさらに成績が低迷していた。いい選手は揃っているのに。

 試合日になるとスタジアム周辺で必ず見かける騎馬警官。なので、お馬さんの「落とし物」には気をつけねばならない。

 試合開始前のウォーミングアップにて。試合前なんだから、厳しい表情でも不思議じゃないんだが、それにしても、どっかくたびれてれているような、沈んだ雰囲気を感じてしまった…(もちろん気のせいだと思いたい。いや気のせいです多分)。
 さて、試合は、そんな不安を一気に払拭するようなイケイケの展開で始まった。開始5分でシュールレが直接フリーキックを決めて早くも先制。20分にはラース・ベンダーの追加点で、レバークーゼンが早々に2点リードという、「もしかしたら大量得点ですっきり勝利かも」と期待を抱かせるようなゲームとなった。だが、前半34分、アオゴのFKからヴェスターマンが押し込んで1点。後半に入ると試合の流れも選手の動きも一変する。なんかバタバタしだしてやばいな、と思った矢先、57分にヤンゼンが決めて同点に追いつかれてしまう。会場内はブーイングの嵐となった。それも、敵方に対してではない。今シーズンは、中継を見ててもブーイングがよく聞こえてきて、もしかしてこれ、身内に向かってやってるのか?と疑ってはいたけれど、実際この場に来たことでよくわかった。自分とこの選手に対して、ボールが渡ると野次が飛ぶってどういうことだよ。プレッシャーをかけているというよりも嫌がらせじゃないか…選手があまりにも気の毒すぎる。
 結局、なんとか逆転されずに2-2のドローで試合は終わったが、負けに等しい引き分けという尻すぼみの結果に、会場はさらに激しいブーイングでしばし騒然。2日前のシャルケ戦も今回も、引き分けてブーイングという、短い日程で2試合観戦できたのはいいが、なんともがっかりな結果となってしまった。
 反対に、崖っぷち順位のHSV側はアウェーの地で2点ビハインドから追いついて貴重な勝点を得たのだから、これはもうお祭り騒ぎして当然だよなあ。

 試合終了後、スタジアムの外で輪になって踊ってたHSVサポの皆さん。喜びの高速回転。




# by terrarossa | 2012-03-21 03:06 | サッカー | Trackback | Comments(2)
2012年 03月 14日
2011年もなんとかドイツのサッカーを見に行く・その2
◆いまひとつなシャルケの日
 11月3日は、ゲルゼンキルヘンで、UEFAヨーロッパリーグ・グループステージ第4節、シャルケ04対AEKラルナカの試合を観戦した。

 そう、昨年ICE車内で出会った、シャルカーなビジネスマン、マルクスさんご推薦のフェルティンス・アレナである。1年以上かかりましたが、ようやく現地観戦が実現しましたようマルクスさん!(←ここで叫んでどうする)

 試合のチケットは、事前にシャルケの公式サイトにて、定価(35ユーロ)で購入した。購入即クレジットカード速攻引き落としでさっさと料金を取られてしまったが、レバークーゼンのようにprint@homeというオプション(購入したチケットのpdfファイルがメールで送られてきて、それを自分で印刷して使えるサービス)はなかった。もしかすると、またメールで問い合わせするとかしないとチケットを手にすることはできないかも…と心配していたところ、2週間ほど経ったある日、まるで存在感のない地味な薄ーい封筒が、「ピザ○○○」とか「△△ハウス現地見学会」とか「求人広告××」などといった投げ込みチラシにまぎれて郵便受けに入っていたのだった。何千円もするチケットがドイツから普通郵便で……危うく広告と一緒にそのまま新聞回収袋に投げ込むところだったよ。気付いてよかった…

 フェルティンス・アレナでのブンデスリーガの試合については、公式サイトを見ても、ほとんどのカードで一般発売なし、という超難関な状況。しかし、平日夜開催の国際試合で、対戦相手が有名クラブではないことが多いヨーロッパリーグならば、比較的容易にチケットが購入できるようだ。


 ということでやってきました、夜のフェルティンス・アレナ。美しい。


 足早にスタジアムへ入場するシャルケサポーター。ラウールの背番号「7」のユニフォームが圧倒的に多かった。


 リーグ戦ではまず取れないであろう、メインスタンドど真ん中12列目という席。ただし、思ったより傾斜が緩く、真ん前に座ったおっちゃん2人がでかい人たちだったため、絶えず彼らの頭の動きに翻弄されてしまい、残念ながら、観戦環境としては今ひとつだった。あと、スタンドでタバコは吸うなとアナウンスしてくれてるにもかかわらず、それが守られていなかったのも残念。頭の上にタバコの灰が降ってくるってさー(別にスタジアムに限ったことではなく、ドイツでは、公共の場における分煙はまったく徹底されていない)。

 注目すべきはシャルケのマスコット、エルウィン君ではなく(スマン)、美しい芝生!あのときマルクスさんが力説していた「芝のメンテが素晴らしい」という点。ほんとだー。

 昨シーズン(2010/11)、チャンピオンズリーグで準決勝まで進んだシャルケも、リーグ戦ではふるわず14位でシーズン終了。が、ドイツカップ(DFB-Pokal)で優勝し、ヨーロッパリーグへの出場権を得た。今季(2011/12)は、昨シーズン途中から指揮を執っていたラルフ・ラングニック監督の突然の辞任など、クラブとしては穏やかならぬ状況にはあったが、リーグ戦もこの時点で2位につけており、大変好調。ヨーロッパリーグでもここまで順調に勝ちを重ね、今回対戦相手のキプロスのクラブ、AEKラルナカとは、直近のアウェーで行われた試合で、大量5得点を決め、文句なしの勝利。今回のホーム戦でも圧倒的有利な試合運びをするだろうと目されていた。

 まもなくキックオフだというのに、誰も腰掛けてくれない。人混みの隙間からピッチを撮ってみる…なので、輪郭がぼやぼやしてる。

 噂どおり熱狂的な大声援のなか、試合開始。コーナーキックともなれば観客総立ちで見守る(と、見えなくなるので辛いんだが)白熱した試合観戦。ゴールにつながるようなものではない地味なプレーでも、良い動きをすれば、目の肥えた観客から大きな拍手が起こる。この試合では内田選手が、けがから復帰して、久々にスタメン出場していたのだが、彼の名前がコールされると、すかさず「ウシー!(←ドイツ語読みでは「Uchi」は「ウシ」になってしまうらしい)」という野太い声援と大きな拍手が聞こえてきた。着実に年季の入ったファンの心をも掴んでいるのだな。

 しかし、その内田選手も含め、今夜はどうも今ひとつ、いや今ふたつくらいぐだぐだなシャルケなのだった。ミス連発で、特に中盤はいいところ全くなし。相手の決定力不足と、この日獅子奮迅の活躍をしていた(せざるを得なかった)シャルケGK、ラース・ウンナ-シュタルの神セーブによって、ゴールが割られることはなかったが、ポジティブな大声援が、途中から大ブーイングに変わり、スタジアムはさながらアウェーの様相。後半には、(もしかしたら温存するつもりでいたかもしれない)ホルトビーとファルファンを投入してきたのだが、やはり流れは変わらず。挙げ句、3人目の交代カードを切った後に、フンテラールが接触プレーから顔面大流血してリタイア(後に鼻骨骨折と診断)し、残りの時間は10人で戦う羽目に。なんとかしのいでスコアレスドローで終わったが、試合終了時スタジアムを埋め尽くしたすさまじいブーイングたるや。負けた訳ではないんだが、得点も入らず、ファンにとっては大変ふがいない結果だったに違いない。ファンでなくても、なんだかなあ…という展開に思えたくらいだから。

 ということで、まるで負け試合だったかのごとく、浮かない表情でピッチを後にするみなさん。


 インタビューを受けるウンナーシュタル。あんたがいなけりゃ確実に負けてた。
 マヌエル・ノイアー去りしのち、今季から正ゴールキーパーとなったラルフ・フェーアマンが、膝の十字靱帯断裂という不運な大怪我に見舞われ、以降、無名の存在だった若手のウンナーシュタルがシャルケのゴールを守り続けている。今回も素晴らしかった。この試合はまさに、彼のものだった。
 (残念なことに、彼もまた、リーグ戦第22節のヴォルフスブルク戦で負傷離脱し、現在は、今シーズン中途加入した第3GKのティモ・ヒルデブラントがピッチに立っている。こんな形でティモのプレーを再び見ることになるとは…)



# by terrarossa | 2012-03-14 01:24 | サッカー | Trackback | Comments(2)
2012年 03月 11日
2011年もなんとかドイツのサッカーを見に行く・その1
 放置しすぎにもほどがある。いつの間にかもう春だよ。あれから1年だよ。

 混迷の春夏が過ぎ冬を迎える前になって、わずかばかり事態が落ち着いてきた頃、ようやく短い休みが取れて、2011年もドイツのサッカーを見に行くことができた。今回はドイツ滞在実質4日間という大変慌ただしい日程ゆえ、観光する余裕もなく、試合を見てファンショップをはしごして紙類その他を収集して帰ってきたという、まるで出張のような旅行となった。
…や、ただ欲望に従って自ら勝手に科したノルマをこなしたというだけで、あくまでもただの休暇です。仕事休んで遊びほうけてたんです。すみませんすみません。

 さすがに今年は無理かと思っていたので、どんなに短い日程だろうと、行くことができただけで本当にラッキーだと思っている。帰国後は余韻をかみしめるゆとりもなく、瞬く間に時が過ぎてしまった。記憶はどんどん薄れていく。今書いておかないと、多分もう思い出せなくなる。

◆オーバーハウゼン再び

 現在、ドリッテリーガ(3部)に属するRot-Weiss Oberhausen("RWO"=ロット・ヴァイス・オーバーハウゼン)。かろうじてプロリーグ(ドイツでは3.Ligaまでがプロ)にとどまっているローカルクラブなのだが、頻繁に動画を配信したりイベントを開催したり、小規模ながらファンショップがあったり、広報にはかなり気合が入っている。地元の映像製作会社がスポンサーになっていることや、ショービジネス界でも確固たる地位を築いているらしき理事長がいることと無関係ではないだろう。ファン向けのグッズも充実していて、オンラインショップには様々な商品が掲載されている。下部リーグであるがゆえ、メンバー入れ替えが激しい選手たちよりも、今や不動の地位を築いているとおぼしきUNDERDOG関連の商品が目立っていたりはするが(ちなみに、元祖マスコットであるはずのKleebärのグッズはひとつも見当たらない)。クラブのエンブレムは四つ葉のクローバーで、クラブカラーは赤、白、緑。デザインもおしゃれだし、オンラインカタログを見ているとつい色々欲しくなってしまう。
 が、しょせんは地方の小クラブ。海外通販など、最初から想定外扱いなのである。前回はUNDERDOGのキーホルダーしか入手しなかったのを今になって後悔してもどうにもならない。行かなきゃ買えないってことか…ならば行ってやろうじゃないの。

 ドイツへ行くならもちろん試合も見たかったのだが、この節の試合は、観戦を予定しているブンデスリーガの試合と日程が重なっていた上、宿泊先であるケルンからはかなり遠いビーレフェルトでのアウェー戦だったので、観戦することは叶わず。ということでファンショップのみの訪問となった。

 聖地再び。3部降格を受けて、心なしかうらぶれている…?

 同じ市内のショッピングモール内にある、こちらのショップの方が賑わっていたという事実が悲しい…
 
 ドイツ語もさっぱり喋れぬ謎のアジア人が、突然、閑古鳥が鳴くローカルクラブのファンショップにやってきて、様々なグッズを大人買い。という、あちらからすると全く意味不明の行動が不審がられている様がありありとわかったので、こちらからうっすら英語で経緯を説明。すると、スタッフのおじさんが、にこにこしながら奥から帽子を持ってきた。帽子にはFCバイエルン・ミュンヘンとRWOのエンブレムの刺繍。2009/10シーズンのDFB-POKAL、バイエルン・ミュンヘン戦での記念グッズだった。アリアンツ・アレナで現地観戦した試合がきっかけで、このクラブを知ったのだということはどうやら通じたらしい。
若干ながら相手方の不信感が拭えたような気がしたところで、お買い物続行。

 あえて日常使えそうな、黒い地味マフラーと、愛、重労働、情熱Tシャツ(「重労働」は、「ハードワーク」とした方がフットボールクラブらしくていいのかも)。黒地にこのデザインはかっこいい。

 ストラップとピンバッジ、UNDERDOGマグネット(金属板に、適当にカットした磁石を接着剤で貼り付けただけのやっすいつくりだった)、応援歌CD(だみ声のおっさんが熱唱)、輪ゴムで束ねただけの裸の状態で出てきたサインカードセット(選手の皆さんだけではなく、UNDERDOGのサインも入っている!もちろん全部直筆)

…は、いいとして、裏面が全てコレってのが…濃すぎます。

 わざわざ奥から出してきてもらったマッチデープログラム(2部の時より明らかに薄くなった)

ぺらっとめくると
 …別バージョンがあったのか。パパスさん…ノリノリ(←死語)でウィンクしてるよ…
 ちなみに、ギリシャ人のパパスさんこと、ディミトリオス・パパス選手は2006/07シーズンから在籍している、筋金入りの熱血ファイター(←プレースタイルが)。チームがアマチュアリーグで低迷している時代に加入して以来、昇格しても降格してもRWO一筋で5シーズン目の、下部リーグの地元出身ではない外国人選手としては珍しく、一つのクラブに長居し続けている人である。なんの予備知識もなく初めてこのチームの試合を見たアリアンツ・アレナで、真っ先に目に付いたのがディフェンダーのパパスさんだった。バイエルンの選手に対し、臆することなくガツガツ削りに行っていたからな…

 RWOは依然として降格ゾーンをさまよい続けている。シーズン半ば、ついに監督がクビになり、「個性派(といえば聞こえはいいが)」マリオ・バスラー氏が新たな指揮官に就任したが、事態はさほど改善していないようだ。ドリッテリーガ(3部)からレギオナルリーガ(4部)への降格はすなわち、プロリーグからアマチュアリーグへの降格を意味する。先日、RWOホームの試合中継を見る機会を得たのだが、ガラガラのバックスタンドで暇そうに座っているUNDERDOGの姿が映し出されて愕然とした。大勢の観客がスタジアムを埋め尽くし、その中を縦横無尽に駆け回り、サインに煽りに大忙しだったUNDERDOGをこの目で見たツヴァイテ・ブンデスリーガ(2部)時代のことを思うと、全くもってショッキングな光景だった。これが降格というものか…てか、その3部ですら危うい現状ってどうよ。理事長、なんとかしてください。いやまじで。

 追記:年明け、このRWOのU-19カテゴリに、シャルケ04ユースでプレーしていた富田平選手が加入したとのニュースを聞いた。つい先日、日本のサッカー雑誌にもこのことが載っていた。日本の出版物で「ロット・ヴァイス・オーバーハウゼン」というクラブ名を目にする日が来ようとは。
 トップチームはとほほな状態だが、このネタに満ちあふれた楽しすぎるクラブ(注:邪道なファンの個人的視点)でチャンスを掴んで羽ばたいてほしいと思う。…(このままトップチームに進んだら裸プロモーションが待ち受けてるかもしれないけどね!)


# by terrarossa | 2012-03-11 15:59 | サッカー | Trackback | Comments(6)
2011年 12月 30日
自分用フットボール備忘録2011
 震災と原発事故のために、それまでぼんやり思い描いていた色々なものがいったんリセットされ、さらに転勤、引越、増え続ける業務量。いつまで続くのか?半減期が30年だそうだから、多分退職するまで影響していくんだろう。田畑や山林は動かせないからな。せめて脳内だけでも現実逃避しなきゃ、とてもじゃないがやってらんない。日常生活とは全く関係ないサッカーにはまって、ほんとに良かった。
 そんな2011年がもうすぐ終わる。

◆2011年に見た試合
 5月 4日アジアチャンピオンズリーグ:名古屋グランパス×杭州緑城(瑞穂陸上競技場)1-0
 6月25日Jリーグ:名古屋グランパス×浦和レッズ(豊田スタジアム)1-1
 7月17日Jリーグ:モンテディオ山形×名古屋グランパス(NDソフトスタジアム)0-2
 9月10日Jリーグ:柏レイソル×名古屋グランパス(日立柏サッカー場)2-1
10月22日Jリーグ: 大宮アルディージャ×名古屋グランパス (NACK5スタジアム大宮)2-3
11月 3日UEFAヨーロッパリーグ:シャルケ04×AEKラルナカ(フェルティンス・アレナ)0-0
11月 5日ブンデスリーガ:バイヤー・レバークーゼン×ハンブルガーSV(バイアレナ)2-2
11月19日Jリーグ:横浜Fマリノス×名古屋グランパス(日産スタジアム)1-2
12月 3日Jリーグ:アルビレックス新潟×名古屋グランパス(東北電力ビッグスワンスタジアム)0-1


 色々かいくぐって遠征に出かけた結果が9試合(半ば意地になって見に行っていたところもあったと思う)。応援しているチームが負けたのは1試合だけだった。

 その負けた試合が、柏×名古屋戦。初の日立台だった。素晴らしい雰囲気のスタジアムと聞いていたので期待していたが、それはアウェー客にはとことん厳しいという意味なのだということを即座に理解。ビジター席が最悪に見辛い。前の人の頭が邪魔になる傾斜の緩さ、座席の狭さ、そしてコーナーの後ろにも伸びている席。ホーム側のサイドが全く見えない。いつもはゴール裏で見るのだが、たまには座席で落ち着いて見たいと思ったのが裏目に出た。
 試合はというと、前半、名古屋が玉田の素晴らしいフリーキックで抜け目なく先制したが、やがて柏の執拗な攻めに名古屋が崩れ出す。中盤がつながらない。だから前に行けない。防戦一方になってぐだぐだになり、ついには逆転で敗戦。しかも監督がピッチサイドで暴れて(←語弊)途中退場…その模様はビジター席から全く見えない。見えないのに退場というのが二重に腹立たしい。後から調べたら、癇癪起こしてスピーカーを蹴っ飛ばしたらしい。こんなひどい内容の試合を見たのは初めてだったな…今までがラッキーだったのかもしれない。や、今にして思えば、さすが優勝チームでした、というところかなあ。
 そして実は、11月上旬にほぼ弾丸のような日程でドイツへ行った。2試合観戦してきたのだが、余裕のないスケジュールのせいで非常に悔しい思いをしたため、旅行記を書こうとかいう気がぜんぜん起きずに今に至っている。観戦した2試合ともドローで、ホームなのに凄まじいブーイングで終わるという、とほほな内容だったし。
 印象深かったのが、5月の名古屋×杭州緑城の試合。中国のクラブのプレーを見るのは初めてだったが、ブラジル人選手がよく機能してる、スマートな戦い方をするチームだなあという印象で、プレーも非常にクリーンだった。そういえば、アーセナルとの親善試合も大健闘してて、いい感じだったっけ(たまたまネットで観戦できた)。来シーズン、このチームの指揮を執るのが岡田さんなのだなと思うとなんだか感慨深い。

 来年は何試合観戦できるんだろうか。サッカー熱が冷めない限りは、なんとか時間を作って、できるだけ現地に足を運びたい。

 バイアレナの電光掲示板。他会場の試合経過を表示してくれているところ。
# by terrarossa | 2011-12-30 03:09 | サッカー | Trackback | Comments(8)
2011年 10月 07日
運動不足は長寿の秘訣?
 ハスモンヨトウの蛹から出てきて、2010年10月27日に羽化したヤドリバエの一種(未同定・前記事参照)は、翌2011年1月7日まで、73日間生きていた。最後の方は翅がすり切れて多少みずぼらしい姿になりはしたものの、砂糖水をティッシュペーパーにしみこませた餌だけでずっと元気に生きていた。一体コイツの本来の寿命はどれくらいだったんだろうか。だが研究目的でもないかぎり、ハエの成虫なんぞ好んで飼育する人など皆無に近いとみえて、ハエ成虫の寿命がどのくらいかとか明記してあるような文献はなかなか見当たらなかった。
 それでも、実験動物としてよく継代飼育されているショウジョウバエについては、室内で大切に飼えば60日くらい、自然環境下ではその半分くらいの寿命という、おおざっぱな数字が出ている。「ハエ」の成虫の寿命は約4週間と書かれていたものもあったが、これは多分イエバエのことを指していると思われる。さらに、飼育した場合は80日程度生存するという記載もあった。飼育下での生育環境は、餌がじゅうぶんにあり、適温で、外敵のいない環境であるから、自然環境下での寿命に比べ長くなるのは当然と言えば当然だろう。
 ところが、飼育環境下でハエの寿命が延びる要因はそれだけではないらしい。狭い空間で飼育したハエ、つまり運動不足のハエの方が、長生きするというのである。

 これには、活性酸素の存在が関与しているのだそうだ。

 激しい運動、喫煙、ストレス、紫外線などが原因で体内に産生される活性酸素は、疲労や老化の原因となる有害な物質である。しかし、人間の体はうまく恒常性を保つようにできていて、活性酸素を作り出すシステムが存在する一方で、それを取り除く酵素の存在(防御システム)も同時にある。動物は、このような機能が備わることで生命を維持しており、活性酸素を処理する酵素の働きが高い動物ほど、寿命が長いと言われている。また、体重あたりの酸素消費量も寿命と密接な関係があり、体重に比して酸素消費量が多い(活性酸素の発生が多くなる)動物は、寿命が短くなると考えられている。

 人間の場合は、よほど過度な運動でない限り、体を動かし、スポーツを楽しむことは体に良い影響を与えてくれるし、様々な側面から、適度な運動は健康を維持する上で必要とされている。酸素消費量が増える=代謝が盛んになって活性酸素の発生量が増えても(疲労しても)、それを解消してくれる酵素の働きがある(疲労回復できる)からだ。

 ところが、寿命が短いハエのような動物は、代謝が高く体内に活性酸素が産生される量が多いにもかかわらず、それを解消してくれる酵素の働きが弱いので、飛翔行動などの「運動」によって産生された活性酸素は消えずに体内に蓄積していく。つまり、人間とは違い、「運動するほど疲労は蓄積していき、老化が進む」状態となる。
 これを裏付ける話として、狭い容器で飼育したハエ(運動量の少ないハエ)が、広い容器で飼育したハエ(運動量の多いハエ)より長生きするとか、翅を除去して飛べなくしたハエが、翅があって自由に飛び回れるハエよりも長生きするというデータがある。運動するたびに疲れが溜まり続け、ちっとも疲労回復しないで老化していくのがハエである、と書くと、なんだかハエが大変気の毒になってくるが、だからといって、長生きする代わりに飛べないハエというのも、ハエとしてどうなのか、と思うんだが。

 ということで、羽化した後も、そのままシャーレに入れっぱなしで飼育したヤドリバエ君は、狭い空間も幸いして長寿につながったと言えそうだ。運動不足は長寿の秘訣。ハエに限っては確かにそういことになるんだろうが、それもなんだかなあ…

最晩年のヤドリバエ。翅はぼろぼろになったが、最期まで大切な脚のお手入れに余念はなかった。2011年1月4日撮影。
# by terrarossa | 2011-10-07 05:39 | いきもの | Trackback | Comments(2)


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